異動して分かったこと 逃げるが勝ち 恥でもなければ自信を失う必要もない
今回のテーマは、「異動」です。
私は、前任校で5年間働きました。そして、今の現場は2年目です。
異動した最初の1年間は、まだ前任校の蟠りが解消できず、自分とも生徒ともうまく向き合えず苦労しました。
異動して2年目になって、周りのフランクな感じやあまり生徒を縛ろうとしない感じに馴染めるようになり、私自身生徒との関わりが楽になってきました。
今の現場で生徒達と関われていることを幸せに感じています。
前任校で一番苦しかったことは、「教員同士の関わり合い」でした。
ミスをする度や保護者からクレームがくれば、管理職に呼び出され指導を受ける日々が続きました。
当然こちらも悪い部分があり、反省し自分の悪いところは直していくようにしました。しかし、いくらこちらが改善しようともクレームは止むことはないのです。それがほぼ毎日続いて心身ともに疲弊していきました。
また、あまりにも校則が厳しかったので、それにも疲れました。いちいち、細かいことに気を使わなければならず、私はそれにも疲れていました。当然、生徒も同じに感じていますし、そんな中で生徒と教員が疲弊すればお互い良好な関係は築けないです。
要は、生徒を力を縛っていただけ、のことなのですが‥
それでは、規則を守る本質を教えることはできず、怖い教員には従う、そうでない教員には反抗する、みたいなことになってしまうのですね。
今の現場になって良かったことは、教員同士がフォローしながら仕事をしているところです。また、無理に力で縛ることもなく、生徒と関わりをもっているので、良好な関係が築きやすくなっています。
それだけでも私は救われました。
少なからず、私みたいな境遇にいる人、いた人は、この記事を見ていることが考えられます。
私が伝えたいことは、自分に合わない環境だと思ったらすぐに、「異動を決意し管理職に申し出る」ということです。つまり、すぐに逃げてください!
管理職にストレートに、「異動したいです」、「この現場では働きたくありません」という風にはっきり伝えましょう。
もし、ここで癇癪するような管理職であれば、「その人の器が小さいだけ」です。
あなたが気を使う必要は一切ないのです。それに、管理職は、「あなたの下で働きたいです」と言わせるように仕事をするのが役割でもあるのです。
逃げることは悪いことではありません。本当に悪いことは、「自分を大切にできず、逃げず、心身ともに疲弊し、倒れること」です。
誰もあなたの責任はとってくれません。あなた自身を大切にすることを第一に考えてください。
あなたの心身が共に健全であれば、いくらでも人生はやり直せるのです。
逃げた自分、諦めた自分、何もかもがうまくいっていないように思ってしまう自分、マイナスに思ってしまう自分、どれも責めるようなことはしなくて良いのです。
自分が心から真剣に挑戦しているからこそ、「葛藤する」のです。
そうでなければ、そんな感情は一切わき起こりません。
だからこそ、自分自身が前に進んでいる証として、これからも勇気をもって行動してください。あなたを本当に必要としてくれる人が必ず現れます。
私はもっと早く異動するべきだと思いました。
そうすれば、自分の心をもっと早くに回復することができましたし、ここまで疲弊することはありませんでした。
だから、逃げるのに越したことはありません。逃げれるなら早く逃げましょう。
人には自分に合う環境もあれば、そうでない環境もあるのです。たくさんの職場があるわけですから、自分に合ったところを探していく方が絶対に楽しいです。
最後に良い思いをするのは、「逃げた人」です。勇気をもって異動をしてください。