今回のテーマは、「生徒指導」です。
生徒指導の際に、「あなたのために言っている」というフレーズを使っている人がいたら、もうその言葉を使うことはやめましょう。
というのも、「あなたのため」というフレーズは、押し付けがましい印象が強いのです。だから、相手の立場からすれば、「そんなの知らんがな」みたいになってしまうのです。
そうすると指導はうまく通らなくなってしまうのです。
むしろ、生徒自身に問いかける指導の方が良いのです。そうすることで、生徒自身が考えるようになるからです。つまり言うべきは、
「それはあなた自身のためになりますか?」
の方が効果的なのです。
そうすると、思考が苦手な子は、トンチキな答えが返ってきて、こちらの話を理解できないことがすぐに分かります。しかしそれで良いのです。
生徒指導では、こちらの問いに対して生徒が答えること、考えることが大切なのです。
対話的になれることが重要なのです。
そうすることで、生徒も考えが深まるようになり数を重ねることで、成長をしていきます。
私達はとにかく根気よく何回もそれを繰り返す必要があるのです。
だから、これからは「それはあなた自身のためになりますか?」と問いかけるようにしてください。
生徒の成長は私達の成長であり、それがなければ私達も成長していないも当然なのです。
長い目で根気良く指導をするのが、私達に必要とされる能力なのです。