Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

生徒指導で絶対に毎回言うべき言葉  

今回のテーマは、「信頼」です。

f:id:Taros:20201016203332j:plain

あなたを信じる、は、自分自身の指導を信じること

 生徒指導の際、必ず「私はあなたのことを信じている」と言いましょう。

 

 私も良くやってしまいがちなのですが、生徒指導の時に生徒のためをと思って良かれと、間違いをして指摘し相手のことをつい否定しがちなことをやってしまう時があります。

 

 ですが、そういった指導ほど生徒に全く効果がありません。

 

 答えは簡単ですね。相手のことを認めていないからです。

 

 つまり、どんなことであろうと生徒指導では、生徒のことを認める(肯定する)ことが必要不可欠なのです。それがない時点で、生徒指導にはならないのです。ただ、教員側がマウントを取りたい行為にすぎないのです。

 

 生徒が何回も同じ過ちを繰り返しても、何度も同じ注意をされても、その都度、「あなたのことを信じているから」と一言添えてあげるのです。その一言がどれだけ、その子にとっての励みになるのか、勇気を与えることになるのか、想像したことはありますか?

 

 私達も失敗した時に、「お前はもう信用ならない」と言われるより、「次に期待しているから一緒に頑張ろう」と言われた方が遥かに、やる気がわき、心から反省するはずです。

 

 だから、生徒指導はその子を正すことも大事なのですが、「あなたを信じている」という言葉もそれ以上に価値のある言葉になるのです。

 

 

 先生方の気持ちも分かります。どうしても、怒ってしまうこと、生徒のダメ出しをしてしまうこと、私もキャパが超えた時にやってしまうことがあります。だから、1回でも多く生徒に勇気を与えられる指導をできるように心がけています。

 

 この言葉は、生徒に勇気を与える、生徒を救うものでもあるのですが、最終的にはほかでもない自分自身を救う言葉なのです。

 

 それは、生徒の成長を目の当たりにすることで、初めて実感できることなのです。中々、結果が出ず苦労するかもしれませんが、根気よくやっていれば必ず、「やって良かった」と思える日が来ますので、首を長くして、生徒指導にあってもらえれば幸いです。