今回のテーマは、「教員人生」です。
教員人生を大きく左右するのは、
間違いなく「初任校」です。
初任校で良いで職場を体験をすれば、教員人生は間違いなく良いものになります。
一方で初任校でハズレを引くと、今後の教員人生にも大きな影響が出てきます。
初任校以前に、良い学校には条件があります。
特に重要なのが、この2点であると考えています。
1つ目は、
「管理職や先輩教員がフォローをしてくれる」です。
教員に成り立ての時は、何をして良いかわかりませんし、生徒指導もうまくいかなかたり、悩むことが多くあります。
その時に、適切なアドバイスをしてくれたり、相談にのってくれたり、感情的に怒らずに対応してくれたり、こちらのミスを責めないところであれば、間違いなく当たりの学校です。
一方で、この逆であればハズレの学校なので、異動を早い段階でするか、心を病む前に休職するか転職するかのどちらかが良いです。
何より、ハズレの学校は学べることがないので、教員人生を長く続けるには困難があります。
それに、初任校で学んでおくべきことを学べず、異動先で「そんなことも知らないの?」と思われ、勝手に無能と判断されかねないからです。
だから、初任校で何も学べないことは自分自身が教員を続けていく上でも苦しくなります。
何より、1つ目の大事なポイントは、「自分自身に勇気を与えてくれる」ことが肝心なのです。
もし、勇気を与えてくれる職場なら、人間性を高めていき、生徒にも勇気を与えるように努めてください。
2つ目は、「若手を育てる」です。
これは、上記を満たしていれば、それが直接若手の成長につながります。
フォローをせず、ただ責任をこちらに押し付けるのであれば、若手は成長しません。
待っている末路は、「潰れる(心が病む)」だけです。
初任者の動きもそうですが、一緒に仕事をしてくれること、教えてくれることが大切なのです。
仕事を押し付けるだけ、押し付けて放置しても若手は育ちません。
管理職や先輩教員が、積極的にコミュニケーションをとっていき若手教員に安心感を与えなければなりません。
つまり、コミュニーションを取ることが、若手教員を成長させることになるのです。
ただでさえ、教員は多忙なので初任者からは声をかけにくい場面もあります。
だから、こちらから声をかけていかないと、信頼関係を築きにくくなってしまいます。
もちろん、初任者も忙しいですからタイミングを見ながら話をしていくことがベストです。
会話が多すぎるのも逆に相手の時間を奪ってしまいますから。
最後に
私は異動先で管理職から言われました。
「こんなにたくさん問題点が書いてある教員は初めてだと」
だから続けることにあまりメリットを感じていません。
ハズレの学校で管理職が自分の業務を行わず、ただレッテルを貼られるのであれば続ける価値はないからです。
それに自分の中では、できないなり歯を食いしばって努力したつもりです。
だから、ここまで頑張れたのだから他の場所でも努力できる、という自信がつきました。
今回はただ、努力するべき環境を間違えてしまった、としか思っていません。
何より、若ければ若いほど早く見切りをつけてほしいです。
若さこそ武器であり、若さこそ多くのチャンスがそこらじゅうにあります。
むしろ、教員を辞めた自分を誇りに思ってください。
新しい環境に飛び込む自分を大切にしてください。
仕事は続けることよりも、辞めることの方が難しいです。
だから、仕事を辞める自分を責めないでください。
それよりも自分を大切にしてほしいです。
自分を大切にしていれば、多くのチャンスに巡り会えますから。