今回のテーマは、「退職」です。
はじめに
私の話より、最後の「初任者・若手教員さんに伝えたいこと」の方が有益な情報だと思います。
私の話は飛ばしていただいて構わないです。
というかそちらを読んでいただきたいです。
本題
私は令和3年4月1日に、退職届を出しました。
私が教員でいられるのは、令和4年の3月31日までです。
管理職からは、「まだ退職については取り消すことができるから」といわれています。
しかし、私は取り消すつもりもありませんし、教員を続けていこうとも思いません。
私が退職を決意した理由は、「疲れたから」です。
そして、ただ疲れたからだったらいいのですが、そこからある結論に至りました。
それが、「このまま教員を続けたら死ぬ」です。
これが一番の理由と結論です。
次に疲れた理由を、3つまとめます。
まず1つ目は、「仕事量」です。
教科の関係上、3学年分の授業を準備したり、作品管理や工具管理の徹底することや運動部の主顧問に、担任、GIGAの主担当、その他もろもろ、仕事が多く疲れました。
やってもやってもキリがなく、年数が経つにつれてどんどん仕事が増え次第に仕事に対して、向き合うことができなくなりました。
もちろん今もです。
2つ目は、仕事量に付随して「休暇がない」です。
仕事が多いため、当然土日祝日出勤をしプライベートがない状態です。
日々、仕事のことしか考えておらず、スイッチのON・OFFができず、それで疲れました。
自分のために時間を使えないことが一番の悩みとなりました。
3つ目は、「人間関係」です。
正直、これで一番心がもっていかれました。
一番最初の学校で、職場内の人間関係(教員間)がうまくいかず退職をしようと思うきっかけとなりました。
また、最近では保護者の要求もエスカレートしてきて、正直その対応にあたるのも疲れてきました。
正直、人間関係もあるのですが、「他人に興味をもてなくなった」という理由もあります。
他人に対して、向き合うことが私の中で無駄な行為という認識に切り替わり、教員という仕事を続ける意味のなさに気がついたのです。
以上の3つが疲れた理由であり、その全てをまとめていくと仕事量の多さやストレス過多など様々な要因が重なり、最終結論として
「このまま教員をやっていたら死ぬ」
というものにたどり着いたのです。
だからこのまま教員を続けてはいけないし、辞めるにしても次の対策(進路)を考えなければならいと思ったのです。
しかし正直、心も体も限界を迎えています。
今は、残り8ヶ月をやり切るためにメンタルトレーニングに切り替えて、日々の生活を送っています。
また、本格的にプログラミングの勉強をし、IT業界の転職を考え行動を起こしています。
何より転職がゴールではありません。
本職を行いながら、副業も行い自分で稼げるスキルを身につけることを最低目標としています。
最終的なゴールは、独立し自由な時間を手に入れるところにあります。
だから今は、最低目標に向けて歩みを進めています。
初任者・若手教員のみなさんに伝えたいこと
若い今の時間を無駄にしないでください。
もし、働いて辛いと思ったらすぐに次の進路を考えてください。
無責任にもすぐに辞めなさいとも言えません。
ただ、精神を病むと感じたらそこで休職をした方がいいのは事実です。
職場の人に迷惑がかけるなんて思わないでください。
そのような精神状態に追い込んだ職場側にも問題があるからです。
何より私は、みなさんに対してやっておいてほしいことがあります。
それが、読書と勉強(スキル含む)です。
とにかく、読書で様々な知識を身につけてほしいです。
教育に関わること、お金のこと、働き方についてや哲学など。
特に哲学とお金の話は絶対に学んでほしいです。
次に勉強ですが、なるべくスキルにつながるものがいいです。
私はプログラミングにしていますが、それ以外にも動画編集やソフトウェアの活用など色々ありますので、多くのもの触れてほしいです。
その中で続けられるものがあなたのスキルになっていく可能性があります。
ただ、スキルにこだわる必要もないです。
趣味でもいいです。
心から楽しめるものをやっていくのもいいです。
教員は忙しさのあまり自分の好きなことができなくなっていく。
終いには自分が何をやりたいのかすら忘れさせる劣悪環境になります。
だから、あなた自身が充実した人生を送れるように自身の好きなことに向き合ってほしいのです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。