今回のテーマは、「人間性」です。
若いうちから身につけるべきたった1つの技術があります。
というか若い時だからしか、身につかない技術です。
それは、「自分で自分の機嫌をとる」です。
職場で働いているとご機嫌を取りながら、働かなければならない人がいます。
正直その人は大分を足を引っ張っている人です。
なぜなら、職場全体の生産性を下げているからです。
ご機嫌を取らなければならない人は、「職場の空気を悪くする人」だからです。
空気が悪い職場は、生産性を下げます。
私達は意識したくなくても、人の感情に振り回されます。
特に負の感情は最たるもので、一番生産性を下げる要素なのです。
私が伝えたいことは2つです。
1つは、「自分で感情をコントールして生産性を高める」です。
若い人はこれから先が長いです。
だから、今のうちから自分でご機嫌を取れるように訓練してください。
訓練も難しく考えないでください。
仮にあなたが怒られたと仮定して、「なぜこの人は怒っているのだろう?」と俯瞰して考える癖をつくってください。
これは他者が怒られていても同じことです。
どんなに理不尽だったとしても、なるべく感情を挟まないようにしてください。
とにかく、分析するかのように考えることがポイントです。
この癖がついてくると、他人の感情に振り回されにくくなってきます。
もう1つは、「職場全体の生産性を上げる」です。
負の感情は、生産性を下げると言いました。
逆に淡々と仕事がこなせれば生産性は下がらないのです。
周りの人、自分自身を幸せにするためにも「自分で自分のご機嫌をとる」必要があります。
これには、メリットが多くありますが、一番は周りの人が自分を助けてくれることにあります。
感情的になる人も周りが助けますが、それは心から助けたいと思ってのことではないことが多いでしょう。
多くは、後で何か言われたくないから、手伝わなければ、みたいなものだと思います。
しかし、普段から自分で自分のご機嫌を取っていれば、助けを求めなくても自然と助けてくれたり、お互いが支え合いながら仕事ができるようになるのです。
これを感じるには、多少時間を要しますが、ただ長く働いていく上では欠かせない要素になってきます。
若い時は、様々な理不尽にあいます。
だからこそ、自身でご機嫌を取れないと成長していけないのです。
もし、それができなければゆくゆく教員になる若手が苦労をすることになります。
辛い経験をした教員に価値があると私は考えています。
なぜなら、新人教員に寄り添うことができるからです。
それができる人は、「自分で自分のご機嫌を取る」ことができる人なのです。
私は同じ職場で働く人を大切にしてほしいと思っています。