今回のテーマは、「一流の教員」です。
一流の教員はトラブルが起きた時に、「感情的にならない」です。
つまり、トラブルが起きた際、それ以外でも「感情的になる人は、三流以下の教員」ということになります。なお、感情的になっている教員は、自分が三流以下であることも気がつけていませんので、注意してください。
一番良い対処法は、「近づかないこと」です。
例えば、一度でも「この人ヤバイな」と判断したら、距離を置くようにします。意図的に関わらないようにするのがベストです。
もし、それでもダメならすぐに異動を視野に入れて働くようにしてください。ドライではありますが、生徒のことを考える必要はありません。自分のことだけ考えてください。
少し話がそれましたが、三流の教員を見極める3つのポイントを解説します。
1つ目は、「感情的になる」です。
もし、感情的に話を進めたり、自分の考えしか一方的に伝えてこない人、要は冷静な判断ができないでいる教員は、典型的な三流以下の人のです。
こういう人物は、会話が成立しません。おわかりの通り、理性がないので話が入りません。こちらも焦って何かを伝えると、返って状況を悪化させるので状況や言葉を慎重に選びながら対処する必要があります。
2つ目は、「事実確認をしない」です。先ほどのものと少し重複しますが、事実確認を一切せず、結果だけでしかものごとを判断しない人は、教員である前に子どもです。
一社会人であれば、まずは状況理解や事実確認をして、話を進めるのがマナーであり基本です。そのマナーや基本なしに話を進めるのであれば、世間を知らない子どもと変わりありません。つまり、自分の世界だけで生きている自己中人間なのです。
この点の厄介なところは、後々誤解だと分かっても、一切謝罪をしてこないところです。ですので、いくらこちらが正しかったとしても、相手に謝罪などの何かを求めるのは野暮というものです。最初から期待しないでおくことが良いでしょう。
3つ目は、「次のアクションプラン(改善策)を考えない」です。上記の通り、冷静になれない場合や、事実確認ができないということは、つまり、「改善策」を見出すことができない。しようとしない、というものになります。
上記のやり方は、最終的にその人の「マウント」を取りたいに過ぎないのです。
だから、一番大切な「改善策」を重視しないで話を進めていくのです。
どのような場合においても失敗はあります。一流の教員ほど失敗を前提に動きます。だから、そういった人ほど、事実確認を大切にし常にクールであろうとするのです。そして、その中から最適解を探し出し、次回に備えようとするのです。
その時の自分の感情を優先し、全体を見ようとしない人は、もはや社会人ではないのです。子どものグループのガキ大将に過ぎません。
他人に期待しても意味がないので、「次はどうしなければならないのか」それを自分で考えたり、信頼できる人に相談しながら前向きに行動していくことが一番良い道だと考えています。
話をまとめると、一流の教員の正体は「働きやすい環境を作れる人」なのです。
感情的になることそのものが、お互いの生産性を下げることや信頼関係を崩していくことになるのです。それよりも失敗を許して、次にどうするかを一緒に考えていく方が遥かに今後の生産性が上がることにつながったり、より良い信頼関係を構築することになるのです。
それができるからこそ、相手のことを第一に考えるからこそ、「一流の教員」となるのです。そして自然となれるのです。