Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

一流教員は仕事をしない 任せる技術 管理する技術

今回のテーマは、「一流教員」です。

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仕事を振る方が大変 大変だからこそ一流の教員にしかできない

 一流の教員は自分のところに仕事を溜めません。

 

 すぐに誰かしらに振ります。

 

 そうやって、自分の仕事を減らします。

 

 

 

 そんなの誰でもできるや、仕事を任せるのは申し訳ない、など思っていると自分が苦しくなります。なお、若手教員はこれがやりにくい部分もありますが、自分に後輩ができたら実践してほしいです。

 

 何より、仕事を振らないと連携が取れなくなったり、愚痴の言い合いが起きたり面倒なことになります。ただし、仕事をただ振っても意味がありません。

 

 適切な振り方や対応の仕方で、良好な関係が築けるだけではなく、自分の負担も減り、かつ後輩指導にあたれるので一石三鳥以上のメリットがあるのです。

 

 しかし、こんな単純で当たり前のことをやっていない残念な部分も現場にはあるのです。もうこんなことは止めて、生産性を上げるために動いていきましょう。

 

 

 まず、仕事を降る時は、所属学年か分掌なのか明確にする必要があります。

 

 学年にしろ分掌にしろ役割分担が決まっているので、その担当に仕事を振っていきます。まあ、これは当たり前ですね。

 

 また、学年や分掌で仕事をする際は、予め話を振っておくことが良いです。

 

 その際に、時間や場所なども伝えておくと良いです。これをするだけで、言われた側もタイムスケジュールを管理して仕事ができるからです。

 やってはいけないこととして、いつ始まるのか、いつ終わるのか分からない状態にすることです。これは、全体の時間奪う害悪行為なので止めましょう。

 

 

 次にやっておかなければならないのが、「細かな確認」です。

 

 仕事を振って終わりでは、生産性が高められません。一定時間を決め、慎重状況の確認をしていく必要があります。これをしておく理由は、3つあります。

 

 まず、「優先的に頼まれた側が仕事をしてくれる」です。何も確認しないままにしておくと、自分が頼んだ仕事を優先してやりません。ですので、いつまでに仕上げるのか、どの程度仕上がっていれば良いのか、伝えておく必要があります。

 

 2つ目は、「もしもの事態に備えることができる」です。進捗状況が望ましくない場合は、こちらでもカバーできるように動くことができます。ポイントとして、仕事が終わっていることを前提にしてはいけません。あくまで、事実としてある進捗状況から、自分ができる部分でサポートに回ることを考えるだけです。

 

 3つ目は、2つ目と少し重複します。それは、「自分に余裕がもてる」です。予め相手の進み具合が分かっていれば、こちらも予想しながら動けますし、ある事態になっても対応を考えておくともでき、余裕をもてるようになるのです。

 

 

 細かな確認については、「メモを残しておく」ことが比較的有効です。仕事で常に忙しいので、メモが一番無難だと思います。口頭でできるのが良いのですが‥中々厳しい部分があると思います。

 こちら側にしてもらうアプローチとしては、話しかけてもらうか、メモかは、時間の関係や仕事の内容によって使い分けた方が良いです。

 重要でないものは、メモ程度のやりとりで問題ないです。

 誤解が生まれないように慎重を要するものは、口頭確認もしっかり行った方が良いです。

 

 

 

 そして何より肝心なのが、対応の仕方です。

 

 論外対応の一般例は以下の通りです。

 

 「怒ってしまうこと」や「あの時言ったよね」のような対応です。

 

 怒ってしまうと相手は考えなくなりますし、怒られないために仕事を優先するようになるので、本質から外れます。

 

 また、「あの時言ったよね」も論外です。言われても、できるかどうかは別の話ですし、ただでさえ多忙の中仕事を振られるわけですから、そんなことを言ってはいけませんし、忘れることは誰にでもあることなので割り切りましょう。

 

 それに、そのための「細かな確認」が必要なわけですから、そうなった時点で全く自分が仕事を振れていないことや、学べていないことを周囲に露わにするだけ何の得もないのです。そう誰にも‥

 

 

 失敗をしても、期日が過ぎてもお互いに次にどうしたらそうならないのか考えて活かすことが最も生産性を上げるアクションプランになるのです。

 

 

 仕事を振ることは悪いことではありません。やり方が適切であれば、若手教員の自信につなげることができたり、自己有用間や組織の一員としての価値観が高まり、より現場の環境をよくしてくれるのです。

 やり方を間違えるととんでもないことにもなるのですが‥

 

 

 

 

 何より全体的に働きやすい環境を作っていくのが、一流の教員であることに間違いはないでしょう。