今回のテーマは、「クレーム」です。
クレームは、たくさんもらったもの勝ちです。
なぜなら、クレームをもらえない教員に価値はないからです。
クレームをもらえるということは、
「評価されている」証拠なのです。
逆にクレームも何ももらえない教員というのは、全く生徒からも保護者からも見られていないのです。
つまり、自分のことに興味関心を抱いてくれるからこそ、クレームが生まれるのです。
あなたもそうかもしれませんが、本当に嫌いな相手に対して興味関心を抱くでしょうか?関わりたいと思うでしょうか?
私は残念ながら無視をしてしまいますし、無関心になります。
つまり、関心をもつことや関わることを放棄してしまいます。
だから、その人に対して良い悪いという判断もつけることができないので評価できません。
詰まるところ、クレームというのは愛情の裏返しみたいなものなのです。
そして、愛情の裏返しなので、いつかは表の愛情に変わるのです。
それに、人間関係というのは自分で決めることができます。
本当に相手をしたくない相手とは縁を切れば良いのです。
でもそうせず、こちらに対してクレームをつけてくるということは、それだけ気になって気になってしょうがないのです。
どうしても興味関心を断つ事ができないのです。
つまり、
「クレーマーこそ自分にとっての最大のファン」
なのです。
そういった教員こそ本当に価値のある教員なのです。
保護者や生徒が注目してくれている証拠なのです。
ですから、クレーマーがいる方は是非、自信に変えてください。
何より、「自分にとっての最大のファン」と思えば、ある程度ストレスも減ります。
しかし、注意事項があります。
クレームをもらってはいけない場合があります。
主に3点です。
1点目は、「体罰」です。
言わずもがなですが、生徒を傷つける行為はしてはいけません。
体罰は「教育ではなく」、動物の調教と一緒です。
人間をしっかり育ててください。
2点は、「暴言」です。
体罰同様、精神面を傷つけることもダメです。
こちらは体罰以上にタチが悪いです。
仮に謝ったとしても、時間が経ったとしても、心の傷が癒えているかどうかは分かりませんし、一生のコンプレックスを植え付けることにもなりかねません。
だからこそ、勇気づける一言を発するように心がけてください。
3点目は、「人権」です。
今は、たくさんの国籍の子が学校にいます。
国とか風習で人物を判断をしてはいけません。
特に話し方がぎこちないことを、言ってはいけません。
その生徒が頑張ろうとしているところを評価しなければなりません。
以上の3点についてはクレームをもらってはいけません。
そこの部分だけは特に注意をしていただきたいところになります。