今回のテーマは、「娯楽」です。
今回の内容は個人の感想なので、予めお含みおきください。また、お金をもらっているわけでもなく、私自身の思いを純粋に受け取ってくれたら幸いです。
生徒との話題にもできる面でもおすすめなのですが、それ以上に大切なことがあります。
私は大学生までは、よくアニメを見ていたのですが、働き始めてからは徐々にみる回数が減っていきました。今ではもう見ていません。また、今回のテーマである「鬼滅の刃」も見てはいませんし、漫画も読んでいません。7・8巻は映画の関係で読みました。
今は試験期間で、部活も休みで久しぶりに土日を利用することができました。鬼滅の刃は話題になっていたことは知っていたのですが、関心を抱かずに特にアニメも漫画も見ませんでした。ですが、久しぶりに映画へいくことを決めて、話題になっている鬼滅の刃を見にいきました。
結果どうなったのか‥
涙しか出ませんでした。
2回見て2回泣きました。
3回目も見にいく予定です。
とにかく感想としては、熱い!この一言に尽きます。
私は今もこうして教員の仕事を続けていますが、転職を考えて日々働いています。正直、熱を失っている状態でもあるのです。
ですが、劇場版のタイトルにあるように「心を燃やせ」とあります。映画を見ていく中で、今の自分が燃えていないことに、改めて気がつき、また仕事に対して燃えることがいかに重要なことかが分かりました。
そう私は今、自分自身を誇りに思えていないのです。
ネタバレ含みますが、作中に登場する炎柱である煉獄さんは、とにかく熱い方で真っ直ぐな方で、面倒見がよく優しく尊敬できる人間なのです。
主人公の妹は鬼(本来は敵にあたる存在)なのですが、煉獄さんは、妹が血を流し人間を守る姿を見て、妹のことも自分達の仲間であることを認めます。そして、主人公と妹のことを、自分達のことを誇りに思えと、最後の別れのところで口にするのです。
今の私にはこれがないと思って涙が止まらずにいました。それ以外にも感動するシーンは多々あります。ですが、ここが一番自分の心に突き刺さったのです。
職を失うことを恐れ、今もしがみつくように教員をし、何か自分を誇りに思えるようなこともなく、昔の自分がもっていた熱も失い、毎日をただ息を吸っては吐いてだけの人生を送っている自分を情けなく思うのです。
正直これ以外にも、煉獄さんから学べることは多いのです。兄として弟を思う気持ちや、最後に父親に体を大事にするようにと言葉を残したり、とにかく人間としての温かさや熱さを学べるところが多く存在します。
最初は生徒との会話のネタを仕入れるためにと、下心をもって見に行ったのですが、全然違う形となって返ってくることになりました。
鬼滅の刃の劇場版は、一教育者として是非見てほしい映画になります。
私自身も失いかけていたものをもう一度、見つめ直すことができました。
鬼滅の刃恐るべしです。
最後に一言。感動や涙腺崩壊を防ぐためには、基本呼吸をしっかりできるようになってから行った方が良いです。