Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

部活反対 もつ必要は一切ない

今回のテーマは、「部活」です。

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顧問はやってからもつかもたないかの判断をしても遅くはない

 結論、部活の顧問は引き受けなくて問題ないです。引き受ける必要がないです。断りましょう。また、外野が何か言ってきても無視で問題ないです。適当な理由をつけて誤魔化せばそれで解決します。

 

 一方で、部活にも魅力があることは事実です。私個人としては、あくまで一度手顧問を引き受けて判断してほしいという気持ちもあります。はなからやりたくないのであれば、最初からやる必要はないです。

 

 部活の顧問を通して、自分自身が成長することにもつながりますので、やってから判断しても遅くないと思います。それに授業とは別の生徒の顔を見れるのも案外面白いものです。

 

 授業だけで指導力を上げていくのには、限界があります。自分が経験したことのない専門でない部活をやることで、知らないことやできない人の気持ちを知ったり、練習を重ねることの大切や、その受け持った部活のことについて勉強する大変さを学ぶことができるのです。

 

 要は、できない、知らない人の立場が分かるのです。こう言ったことが分かり経験できるのが部活でもあるのです。

 

 もちろん休日に自己研鑽しているものがあれば、無理に部活をもつ必要はないですし、積極的にそれに打ち込んでほしいです。

 

 

 

 反対をしている反面、実際に部活動で学べることも多くあるのは事実なのです。

 

 私は多くの失敗をしました。それは授業でも、部活でもそうです。それらがあったからこそ、価値観や考え方、自分の人生について考え直すこともできました。もし、そうでなかったらと思うと、ゾッとします。

 

 

 

 私が今主顧問を含め、学級担任かつ教科主任をしている理由は、前任校にあります。

 

 前任校では、とにかく大変でした。授業や部活の失敗は自分の責任にされ保護者と生徒に謝罪する日々でした。部活も最終的には、代わりの顧問がいたので私は切られました。全て自分の責任であることはわかっているのですが、今の職場の温かい環境を見てしまうと本当にひどい学校にいたことが分かります。今の現場では、失敗してもフォローが入ったり、生徒指導の際にも協力的に力をかしてくれたり、力を合わせながら働くことができています。

 

 正直、今だから幸せに働くことができていますが、前任校で働いていた時は今すぐにもでも辞めたい、もう出勤したくない、そういう気持ちしかありませんでした。

 

 だからこそ、悔いなくこの仕事にケリをつけるために、やり残すことが無いように、担任や顧問を引き受けています。

 

 私としては、もし気に病んでいる方がいたら、明日からもう出勤せず、すぐに新しい人生を歩んでほしいと想っています。今になって思います。教員だけが全てではなく、自分で決めて自分であゆみを進めていくことが、本当に楽しい人生になるのだと。

 

 

 私はまだ、自分の人生を歩めていません。私が今も教員をやっているのは、前任校の1人の先輩に説得されたからです。説得と言っても、図星をつかれ、自分が一番言われたくないところやダメなところ徹底的に言われ、さらに心をズダボロにされ、それで何とか持ち堪えることができました。

 

 意味がわかんないですよね。普通だったら、それこそ辞めていてもおかしくないのに‥私としては吹っ切れてしまったのです。それで今も仕事を続けています。ですが、それはまだ自分の人生ではないのです。

 

 その先輩に決められた人生でしかないのです。私は今、中学2年生の担任です。この子達を送り出して、教員を退職します。だから今できる精一杯を行って、次の、本当の自分の人生に向き合いたいのです。

 

 そのために、学級担任しかり部活の顧問しかり、教科主任しかり、できることやって悔いを残さないようにしたいのです。

 

 

 部活をやるかやらないかは、その人の判断ですが、やらないことに人間は後悔をします。だから、やってみて判断することも視野に入れてほしいのです。