今回のテーマは、「朝読書」です。
朝読書をする理由1つ目は、「読書の習慣をつける」です。これは当たり前過ぎるので、多くの方は理解はしていることです。ですが、私的には、あまりそうとは思っていません。なぜなら、中学校の時に朝読書をしていましたが、読書の習慣がついたのは、高校時代の電車通学の際の暇つぶしだったからです。中学校の時に朝読書をして、読書習慣が身についた感じはしません。
一方で、読書をすることで、知識を取り入れたり、擬似体験で視野が広がることはあるので、そっちの方が重要だと考えています。
2つ目の理由は、「落ち着いた空気をつくらせる」です。これも多くの方が理解していると思います。朝読書をすることで生徒達を朝、落ち着かせることができるので、行っているところも多いのではないでしょうか。これができるかどうかで、朝学活で生徒が話を聞けるかどうかも変わってきます。
3つ目の「自信をつけさせる」です。これは、意味が分からないと思います。
要は、「毎日同じことを繰り返し行うことで自信がつく」ということです。自分に置き換えて考えてほしいです。毎日欠かさずやっていることはありますか?
おそらく多くの方は、NOと答えると思います。私の場合はモーニングルーティンは毎日欠かさずやっています。特に、瞑想を始めてからは心を落ち着かせる自信がつきました。
「毎日やる」というのは、非常に重要です。その事実さえあれば、「自分自身に勇気を与える」ことができるからです。加えて、こちらも後押しをすることができます。毎日、やってきたんだから、他のことでもできるようになるよ、と。
案外この毎日欠かさず行う、というのは難しいのです。だから、朝読書という場面を設けて、小さな積み重ねを行い、教員・生徒共に自信をつけさせるようにしなければならないのです。
朝読書はメリットしかないので、多角的に考えて、生徒達にやる意味を伝えていくことをおすすめします。それが分かると、こっちが何も言わなくても自分達で読書をする習慣をつくっていくようになります。