Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

指導は根気 聞く耳をもつ 生徒に考えを述べさせる

今回のテーマは、「指導力」です。

 

 生徒指導の際、私達はつい自分のことばかり話をしてしまいます。ですが本当に重要なことは、「生徒の話に耳を傾け、生徒自信に反省点と改善点を延べさせること」です。

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まずはなぜ失敗したのか冷静に聞いてあげる

 まず、生徒指導の際に生徒に状況をよく確認し聞くようにします。その時なるべく教員側は何もしない方が良いです。するとしても、状況の詳細確認や質問をするだけに止め、生徒がそれらを述べるように注意をします。

 

 また、こちらが何に対して指導をしているかは、最初のうちは話さず生徒がどのように指導を受け入れているのか確認することも意識してください。もし、理解できていないのであれば、こちらが指導したいこと、なぜその指導が必要なのか、ていねいに答えて上げると良いでしょう。

 

 そして、生徒に状況をうまく把握させることができたら、生徒自信の言葉で自分の反省点と改善点を述べさせていきます。この時も生徒を否定せず、最後まで話を聞くことが重要です。途中で否定が入ると生徒はその後、自分の言葉で説明しにくくなり指導もスムーズにいかなくなります。

 

 一番注意してほしいことは、教員側が一方的に話さないことです。私達教員の悪い癖で、自分の主張ばかり通そうとするところがあるので、そこは注意が必要です。また、生徒が失敗すれば、その子を責めたくなる気持ちも出てきますが、それはグッと堪える必要があるでしょう。最初に生徒の話を受け入れないと、その後は「何を言っても理解してもらえない」という風になってしまい、こちらの言葉が届かなくなります。

 

 つまり、生徒指導の主役は当たり前なのですが、生徒自信なのです。そして、その生徒が主役にならないと、失敗をしても成長しませんし、何より反省から学ぶことができず、次のチャンスを手にすることができないのです。そうなると生徒の成長する場を奪ってしまうことになり、生徒指導そのものが成り立たなくなってしますのです。

 

 私達教員はつい、自分の主張が正しいと思い込み、それを相手に押し付けようとしてしまいます。ですが、それが大きな勘違いのです。本当に生徒の成長を願うのであれば、根気よく生徒と向き合い、その子が気づくまで、成長するまでこちらが付き合っていく必要があるのです。だから、生徒以上にこちらが学ぶ姿勢を示さないと、生徒もこちらに振り向いてくれませんし、本当の意味で人間として成長してくれません。

 

 結構苦労の絶えないやり方にはなりますが、これができるかできないかで生徒の将来も変わってくることでしょう。