今回のテーマは、「教科指導」です。
授業においてのノウハウは紹介しません。
指示の出し方、作業と説明を聞く際の切り替え、などは基本的なことになりますので、今回は割愛します。
何より、それらができていることを前提で話を進めます。
でないと、今回話す内容の効果が薄れてしまいます。
では、本題です。
授業で、ずば抜けた存在になる方法は、「ICT機器の活用」です。
現在はタブレットパソコンの導入も始まっていますので、これからはICT機器を中心とした授業が展開されていきます。
ですので、積極的にICT機器を使っていき、授業を進めた方が良いのです。
タブレットパソコンだけでは限界があります。
それ以外のICT機器と並行活用していきながら、活用をしていった方が良いです。
ただ、ICT機器を積極的に使うからといって、そこまで高度なことはしなくても良いです。
まずは、個人作業を中止とした軽い作業を行わせる。
例)レポートをまとめる 重要な単語を抜き出す など
その程度のことから始めていけば良いです。
次に、グループ活動にもっていき意見を交換し、自分のレポートに意見を書き加えるなど、工夫を加えていけば良いです。
また、グループで編集できるシステムもあるので、そのようなものを活用すると良いです。
それ以外にも、資料提示だけを行うだけでも問題はありません。
ただ、ICT機器の活用で注意してほしいことがあります。
それが、授業規律です。
自分のパソコンを触る場合とそうでない場合、操作して良いこととダメなことなど、そこのルールを徹底する必要があります。
それができないといくらICT機器を使っても、ガヤガヤ騒がしくなる授業になるだけです。
生徒にとっての学びはなくなります。
正直そこだけが懸念材料です。
中には、悪口を書き込む子も出ますが、そこは悪口を言って(書いて)はいけない理由をしっかり伝えれば良いだけなので、根気よくやっていく必要があります。
若い方は、今後ICT機器の活用に先導者となっていきます。
小さいことからで良いので始めてください。