今回のテーマは、「教科指導力」です。
教科指導力を上がる人は、「躾(しつけ)」を生徒に徹底させています。
授業を受ける姿勢、作業をする時間、話を聞く時間、グループワークをさせる時間など、様々な面において、生徒の気持ちを切り替えさせるようにしています。
これができれば、教科指導力が上がります。
これを身につけることは決して難しくありません。
誰でも簡単にできます。
例えば、授業中騒がしいとします。
すぐに注意するのではなく、クラスが静かになるのを待ちます。
こうすると、自分達で気持ちを切り替えて静かにします。
そう、すぐに注意をしないことがポイントです。
それができれば、生徒達を褒めてください。
かつその時にこう言います。
「今度は、周りで声をかけあって静かにできると良いね」と‥
また、授業の都度説明すると良いです。
基本は授業になったら、黒板の方を向きます。
話を聞く姿勢を自分達で整えます、と‥
そういうふうに、細かく躾をしていく必要があります。
簡単に言えば、躾さえ授業でしっかり生徒に定着させていけば、教科指導力は必然的に上がるのです。
だから、躾を怠ってはいけません。
私が授業中よくやっているやり方は以下の通りです。
まず、黒板の方を向きます。
姿勢を正します。
背筋を伸ばします。
手は膝の上です。(場合によっては省略)
という風に言っています。
無論、躾が行き届いたクラスには不要です。
この時のポイントは、怒らないことです。
ただ、淡々と1つずつ指示を出していきます。
また、止めてほしいことがあればその都度注意をします。
例えば、ペンをかちゃかちゃやっている生徒がいたら
「ペンを置きます。」
「私が説明をするとき、ペンをかちゃかちゃさせません。」
と、言っています。
細かいのですが、この躾をしっかりしないと、生徒もやって良いことと悪いことの区別がつかず、無法地帯になってしまいます。
ただ、ここまでお読みになってお分かりいただけたと思います。
それといって特別なことをしていないことに。
ただただ、普通に小学生の時にやるような至極当たり前の指導であることに。
ポイントは、当たり前のことであってもその都度、躾をしっかり定着させることです。
また、端的に注意をすることです。
このポイントさえ守れば教科指導力は向上します。
すぐに実践できることなので、ぜひ明日からチャレンジしてみてください。