初任者・若手教員必見!〜授業準備で大切なこと〜
今回のテーマは、「授業準備」です。
授業準備は資料を用意して、終わりではありません。
実際に、生徒がいなくても模擬授業をします。
言いたいことはわかります。
50分間まるまるするのは難しいです。
一方で、導入の場面であったり、授業のキーポイントなるところ、つまりは部分的に絞って行うことはできるはずです。
だから、まるまる模擬授業をしなくても5分や10分程度ならできますので、やってみると良いです。
また、導入でなくても、指示の出し方や説明の仕方を練習するだけでも違います。
そういった小さな積み重ねが、1年後、2年後に大きな成長として返ってきます。
数分という時間をバカにせず、行ってみると良いです。
1日の労働時間のどこかしらには、その時間が必ずあります。
これを自分で作り出すことができなければ、指導力が向上することはありません。
逆に言えば、これができるだけで指導力は上がっていくのです。
もし、自分で作り出すことができなければ、指導担当の先生と約束をしてください。
そうすれば、無理くり時間を作ることができます。
ただし、約束をしたからには守る必要があります。
その教科担当の先生の時間を奪うことになりますので、破ることがないようにします。
急な生徒指導などやむを得ない事情はしょうがないですが。
なお、時間をとっていただけない場合は、自分の考えを聞いてもらいアドバイスを求めてください。
例えば、どう説明するのか、授業の流れなどを、相談して授業構成を変えるだけでも少し違います。
また、一律して同じやり方をしなくても、改善を図っていく上でその都度やり方を変えていいわけですから、いろんな人のアドバイスをもとに授業を行ってください。
私達にとって大切なことは、「数分でもいいからやる」です。
多忙ではありますが、ほんの些細な時間に行うことができます。
ぜひ自分で試してみてください。