無理くり授業を見学しにいく理由〜簡単な教科指導力の向上につながる授業見学のメリット〜
今回のテーマは、「研究授業」です。
ここで言う研究授業は、自身の授業力向上のことを指します。
授業者側の向上は、話題にあがりません。
要は、授業を見学して、良いものを盗む、これが言いたいことです!
授業見学の理想は、丸々1時間見るのが良いです。
一方で、それが難しい場合もあります。
その場合、5分でも時間をとって行くべきです。
余程、仕事に切羽詰まっていない限りできるはずですし、いつも仕事に追われているわけではないので、どこかしらでできます。
5分でもいい理由は、いきなり授業のやり方を変えることができないからです。
だから、自分の授業で取り入れられる部分をピックアップして導入していくのです。
また、その見学していた教科で話した内容が、自分の授業のネタにもできることもあります。
そういったネタ探しのためにもやっておくべきなのです。
私はこの前、英語の授業を見学しました。
英語のみで、みんなの前でスピーチをする授業を行っていました。
ただ、発表させていたわけではありません。
タブレットPCで、そのスピーチの様子を撮っていました。
その時に、自分の頭の中に電流が流れました。
そう、自分の授業でも、それを取り入れられることにしたのです。
私の授業でも、パワーポイントを使っての発表があります。
その際に、発表風景を撮ることにしたのです。
当然、慣れていない生徒もいますので、簡易的なパワーポイントを作り、それを発表させます。
撮られているかどうかで、生徒達がどのように取り組むのか楽しみになりました。
加えて、動画を撮るメリットもあります。
例えば、自分がどんな発表をしていたのか、客観的に振り返れることです。
また、良い人の発表を見直すことで、発表に対する技術も学ぶこともできます。
結構、メリットがあることに気がついたので、即断即決、取り入れることにしました。
しかし、ここまで、やる必要はないです。
例えば、授業の最初にアイスブレイクから入るとか、簡単にできるものをやってみると良いです。
何より、授業を見学していれば、必ず自分が欲していた授業のヒントを得ることができます。
自分で気がつけないからこそ、授業見学をするべきなのです。
これが、将来的な教科指導力向上につながります。
是非、5分の時間からとって、自分の教科指導力を高めてください。