今回のテーマは、「人権」です。
生徒に対して、「さん」をつけて読んでいますか?
できていなければ、今日から「さん」をつけて呼びます。
「さん」をつけないと、人権問題になります。
会社であれば、年上年下関係なく「さん」をつけて呼びます。
大人と生徒の関係だから許されることではありません。
これを蔑ろにすると、生徒の心が育ちません。
だから、必ず「さん」をつけて呼ぶようにします。
「さん」をつけて呼ぶには理由があります。
それは、「上下関係をつくらない」です。
教員が上、生徒が下、これの考え方を捨てます。
教員であろうが、生徒であろうが一人の人間です。
だから、対等に接し人間の心を育ててください。
もし、それを勘違いしているようであれば、そこは正せば良いだけのことです。
上下関係をつくれば確かに生徒指導は楽です。
ただ、生徒が考えなくなります。
人に従うだけの指示待ち人間になります。
私達は、生徒を自分達の思い通りに動くよう育てるのが目的ではありません。
社会に出るにおいて自立して、生きていくための力を養わせなければならないのです。
だから、上下関係の前に、まずは生徒を一人の人間として見てほしいです。
これを行うと確かに、面倒なところがあるのは否めません。
一方で、私達も教育者の端くれです。
生徒を思う行動をすることが大切なのです。
「さん」づけは誰でもできることです。
だからこそ、やることに価値があります。
これをやる教員とそうでない教員の違いを生徒は見抜きます。
生徒との信頼関係を築くためにも、いくら歳を重ねようが絶対にやるべきです。