今回のテーマは、「勉強習慣」です。
結論、「毎日勉強させる」です。
まあ、これができたら苦労しないのですが‥
ただ苦労するやり方を、やっているという事実があります。
ということで、まず勉強習慣を身に付けさせるコツは、「ストイックにならないこと」です。
よく1時間勉強しなければならないとか、たくさん勉強すれば良いとか思いがちですが、それができているならとっくに勉強習慣は身についています。
大切なのは、「1日1分勉強する」なのです。
この小さな目標を毎日継続させることが、一番の勉強習慣を定着させるための近道なのです。
これは教員にとっても、生徒にとっても無理なくできることなのです。
教員であれば、この程度の内容や課題であれば、そこまでストイックを求めて行う必要もなく指導を継続しても苦にはなりません。
生徒も1日1分であれば、問題なくこなすことができます。
ですので、毎日1分間勉強をさせるようにすれば良いのです。
これの良いところはハードルが高過ぎないところです。
それに1分だけ勉強する方が逆に難しいです。
気がついた5分、10分、1時間勉強しているものです。
そして、1分以上勉強するので、たくさん勉強した気になります。
それで、自分の集中力を知り勉強時間を自分で設定できるようになっていきます。
仮に集中できなかったとしても、目標は1日1分なので、そこまで気を落とす必要がありません。
ですので、この1日1分学習方法はメリットの塊なのです。
それにこれを毎日できれば、勉強しないほうが逆に気持ち悪くなります。
自ずと自分で勉強をするようになるのです。
なお、最初の取り組ませ方としては、「連絡帳に勉強時間を記入させる」です。
学校によっては、連絡帳を買うところもあります。
その連絡帳に1日どのくらいできたのか簡易的に書かせれば良いのです。
例)「3分勉強した」
ぐらいで構いません。
内容を濃くするとこっちも見るのが大変です。
中には、連絡帳を簡易的な交換日記のように使っている人もいるので、勉強のことを書きすぎると、生徒とのコミュニケーションが薄くなってしまうので避けた方が良いです。
何より、簡易的であれば生徒も取り組みやすいです。
こういったところでも、ストイックさを求めないのがコツです。
ただ、欠点として本当かどうかは分かりません。
仮に1時間勉強したという記載があっても、実際は勉強をしていない場合もあります。
だから、初めに目的を伝えることがベストです。
例えば
①うそを書くものではない。
②勉強をしなかったら、勉強時間は書かない。
③一番の目的は、「習慣化」してもらうこと。
④これからの進路に向けて、やってほしいこと。
⑤だからこそ、うそは書かないでほしい。
みたいな感じで伝えましょう。
そうすればできない生徒も気は軽くなります。
それに自分のことをしっかり考えている子のためにもやってほしいことです。
できない子は、担任1人の力でも保護者の方の力でも無理です。
できない子は、本当にたくさんの方の手解きがないと、できません。
だから、ある程度は目を瞑ることも視野に入れてください。
全員をできるようにするは、視野から外しても問題ありません。
というかそれをすると自分も保ちませんから。
まとめですが、
要は目標設定は下げることで
ストイックさをお互いに求めないことです。
何より、習慣化することが大切なので
うそをつかずに、できなかったときはできなかったとしっかり
自分自身の行動を認めることが大切であることも併せて伝えておくこと。
全員のパーフェクトは目指さず、できる子や成長意欲のある子をしっかりをサポートする。
これらのことを意識して取り組んでください。