Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

これからの教員の仕事について

今回のテーマは、「仕事の変化」です。

 

 これからの教員の仕事は、いかに生徒に対して寄り添えるか、ここが重要なポイントになってきます。

 

 情報が流通している時代なので、勉強ができる子はどんどん新しいことを自分で吸収し、学習を進めていく世の中になってきます。

 

 一方で、いくら情報が溢れていても、勉強が苦手な子は自分で学習を進めることは難儀でしょう。ですから、教員がそういった子のサポートに周り勉強を教えていくことが今後主流になっていくことでしょう。

 

 つまり、勉強を苦手とする子に対して、どこまで根気よく教えていくことができるかそこがポイントになってきます。逆に言えば、教員が勉強をすることを止めてしまえば、もう教員としての、教育者としての価値は無くなりますし、根気よく生徒に教えていくことはできないのです。

 

 教員がどのように成長をするか、ここがこれからの教員の仕事においてのキーポイントとなります。この答えは本当にシンプルで誰でもすぐに行うことができるかつ、これさえできれば、どんな子に対しても根気よく教えていくことができます。

 

 その方法とは、「相手は何も知らないし、話を聞いてないし、理解もしていないし、翌日にはもう忘れている。」と考えることです。これを常に頭に入れておくことで、根気よく教えることができます。

 

 注意してほしいことは、「あきらめているわけではない」ということです。勉強が苦手な子は、知らないことが多いですし、まず、集中して話を聞かせることから始めなければなりませんし、話で100ぐらいのことを教えないと理解できないです。場合によってはそれでも厳しいぐらいです。

 

 言いたいこととしては、こちらの常識が一切通じないということを必ず認識しておくことが大切なのです。そういう気持ちがあれば、相手のどんな反応に対しても分析を行うことができ、教員もたくさんの教え方を勉強するようになり、様々な教え方のレパートリーが増えるのです。

 

 これさえ、できてしまえば、それが当たり前になり、自然と根気よく指導ができるようになるのです。そして、それが今後私達に求められる能力いや、資質になってくるのです。

 

 是非、この思考を取り込み、根気よく指導できる教育者へと進化してください。

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何もできないことを前提に考える