Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

教員を続けるべきか否か その選択とは?

今回のテーマは、「転職」です。

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長い目で見ればただの点に過ぎない 大きなことではない

 正直な話、転職を迷っている方は個人的に、「教員を続ける」ことをおすすめします。理由は2つです。

 

 まず、シンプルに、「月に決まった給料がもらえるから」です。

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ある意味での不労所得ではある

 教員さえしていれば、お金は手に入りますので、もし迷っているのであれば続けた方が良いと考えています。また、ボーナスもそれなりにもらえますので、無理して辞める必要はないと思っています。

 

 続ける際のポイントは、「必要最低限の仕事しかしない」です。仕事を請負っても、それをこなさなければ、批判されますし、やらなかったらやらなかったで、批判は受けますので、やってもやんなくても一緒です。

 

 また、仕事はやった分だけ責任をとる必要がありますので、少なければトラブルやストレスも少なくなります。中には、本当に仕事が好きな方もいますので、そういった人達にやってもらうのも1つの手です。

 

 

 もう1つの理由として、「職を失わない」ことです。コロナ禍である中、私達公務員は職を失いませんでした。これが会社員であれば、リストラもあったわけですから、どのような状況になっても、私達は有利に働けるのです。

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職が保証されている安心感がある

 今回私が一番伝えたいことは、「息をしているだけでお金がもらえる」ということです。こんなご時世でも、月に安定した給料をもらえれば、ボーナスも当たり前のようにもらえる。本当に有難いこと感じます。

 

 転職を考えている方は、そういったことも踏まえ検討してほしいです。それ以上に大切な何かがあれば、自分の中で曲がらない信念があるならば、転職をしても良いと考えています。

 

 

 

 それでも私は転職を考えています。理由は、3つあります。

 

 1つ目は、「教員は需要がなくなる」からです。

 情報がたくさん溢れ、教材もたくさんあり、塾など学校外でも学びの場が増えました。これは、学ぶことの選択肢が増えたことになります。一番は、その子に合った学習形態を選びやすくなった、と言えるのです。だから、学校の1人の先生のつまらない授業よりも、その子が楽しいと思える勉強をした方が遥かに効率がよくなってくるのです。だから、次第に教員の価値は少しずつ下がっていくと考えています。

 

 2つ目は、「時代の流れに置いていかれている」です。

 これだけ、テクノロジー系が伸びてきているのに、学校はそれに適応した教育をできていません。これは、私の力では解決できないのです。つまり、現場にいても解決しにくいということです。授業にも限界があり、私1人の力にも限界があります。だから、これからを未来を担う子ども達に、希望を与えられるように、大きな影響力を与えていけるようにしていくためにも、行動を起こすため転職を考えています。

 

 3つ目は、「私自身が熱を無くしてしまった」からです。

 前任校で、散々な仕打ちにあいました。それでも、私を引き止めてくれた先輩がいました。その先輩に、「担任をやってから、3年間見届けてから、考えを改めてみろ。希望が生まれることもある。まだ、諦めるな。お前にはやり残したことがある。」と言われました。それで今も教員を続けています。

 結論として、それでも私は仕事に意欲が湧いてきません。仕事はしていますが、向き合えていません。自分のポンコツさを知り、無能さや不甲斐なさを日々痛感する毎日です。

 ここまでやって、気持ち的にも能力的にもダメならば、もう心機一転のため、慎重に転職をしようと考えています。

 

 

 まだ、人生が60年から70年程度残っているので、長い目で見れば、長い人生で考えれば、転職をすることも1つの点でしかないと思い、開き直っています。

 それにこれからは、テクノロジーが欠かせない世の中になるので、テクノロジー系の職も視野に入れて考えています。

 今は、自分のいる環境でできることをするだけ。退職後、また、自分のできることをするだけと、特に計画もなく、行き当たりばったりではありますが、私は転職を第一に考えて今の仕事を続けているところです。

 

 もし、異動できる方は、それも検討してください。仕事量を減らせる人は、誰かに仕事を振ったり、頼まれたことを断ったり、とにかく試行錯誤して仕事を減らしてください。

 定時退勤を目標に考えると無駄な仕事を減らすことができますので、決断する勇気ももって仕事に打ち込んでください。

 

 

 

 転職をする方には、ご武運をお祈りすることしかできません。諦めず、根気よく、かつ潔く、時に諦めることに勇気をもって転職活動に臨んでいただければと思います。