今回のテーマは、「生徒指導」です。
丁寧な指導をする際、この三箇条を意識して生徒指導にあたってください。
①言葉遣い
②感情的にならない
③失敗を許す
そして、この三箇条を意識し指導しながら、次のポイントもしっかり抑えてください。
「生徒を主軸に考える生徒指導をする」
つまり、生徒に考えさせることがとても重要なのです。
それでは、1つずつ解説を行っていきます。
①言葉遣い
こちらが雑な方は、まず生徒指導が通りにくいと考えた方が良いです。
丁寧な言葉遣いをするメリットとはまず、知的に接することがポイントになります。
横暴な言葉遣いをしても生徒の心には、何がいけないのか入りにくいです。
人権や命に関わるなら別としてです。
なお、暴力的な言葉を遣うことはデメリットが多くなります。
例えば、普段から横柄な言葉遣いをしているのであれば、それは力で生徒を押さえつけようとしているのと一緒です。
そうするなると、生徒が人間として成長する機会がなくなります。
また、その子自身も言葉遣いの荒い人間となり、物質的な力のみでものごとの善悪を判断していくようになるので、将来的に危険が伴います。
「人間を育てるために丁寧な言葉遣いをする必要がある」のです。
②感情的にならない
こちらも必要がなければ、感情を剥き出しにして指導することはありません。
感情で指導をしていけない理由もまた、生徒の将来に関わります。
感情を剥き出しにされ、いつも生徒指導をすることにより、その生徒は自分の感情をコントロールすることができなくなります。
また、その子自身も感情的になりやすく、切れやすくなり将来コミュニケーションをとる上で、困難が生じることがあります。
何より、その子自身が自分の心と向き合うために感情的な指導をしてはいけないのです。
よって感情的に指導することは丁寧な指導からかけ離れるのです。
なお、感情的な指導というのは、生徒指導ではありません。
ただ単に自分の感情の吐口を生徒にむけているだけであり、生徒の成長を考えて行っているものではありません。
つまり感情的な指導は不要です。
と、言いますが私も忙しいと、心に余裕がないと感情的になってしまうことがあります。
その時は、生徒に謝るようにしています。必要のないことをしたわけですし、生徒に不快感を与えたわけですから。
③失敗を許す
これも余程の故意的なものでなければ怒る必要はありませんね。
失敗は許す方が良いです。誰でもするからです。
次に、失敗した理由を聞いてあげると良いです。
そこから、「次にどのように改善をするのか」を聞いていき話を詰めていきます。
やるのはこれだけです。
それに失敗をする子はしょっちゅう失敗します。
そんなことにいちいち腹を立てるのも野暮です。
ですので、結果はともかく「やろうとした過程を認めれいく」これをやり続ける方が生徒の成長につながります。
最後に「生徒を主軸に考える指導をする」になります。
上記に記載したことの最も重要なポイントは、
「生徒に安心感を与える」
なのです。
要は、こちらと接する時に「安心感」がないまま生徒指導をしても聞く耳をもちません。
だから、生徒指導で最も大切なことは「安心感を与える」なのです。
それがあることによって生徒は自身で反省することができます。
そして人間として成長をすることができるのです。
「生徒を主軸に考える指導をする」というのは、生徒が自分で考えて反省することや自分の気持ちと素直に向き合うことができることを指します。
そのために、①言葉遣い ②感情的にならない ③失敗を許す の3点を意識しながら生徒指導にあたっていく必要があるのです。
決して難しいことではありません。
この3点を意識して日々、指導力を向上させてほしいです。