Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

筋を通せば何とかなる

今回のテーマは、「生徒指導」です。

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自分がやられて嫌なことは絶対に他人にしない

 生徒指導で困ったら、「筋が通っている」かどうか判断してください。これさえ押さえておけば、ある程度は何とかなりますし、ならなかったとしても生徒もこちらの心中を勝手に察するようになってきます。

 

 柔らかい感じの教員の人でも、その人の言うことを聞いて従う生徒はいます。その教員の思いやりが生徒に伝わっていることもあるのでしょうけど、そのような見えないものよりかは、言葉のやりとりで筋を通そうとしているかを生徒に伝えた方が、余程生徒との信頼関係を築きやすいのです。

 

 起こる指導が多ければそれは、筋を通すことよりも自分の感情を、自分の機嫌を生徒に取らせるようにしているに過ぎないのです。だから、そもそも指導ですらないのですが、これに気がついている教員は少ないように思えます。

 

 ですが、決して怒ってはいけないわけではありません。私も学校生活や授業で本当に危ない状態や事故が起こるような場面、人を身体的に精神的に傷つける場面があれば間髪入れず怒ります。それに、滅多に怒ることはないので生徒も、「何か不味いことをしてしまった」と勘づいてくれますし、周りもそれで暴言を吐いているとは想いません。

 

 しかし、それは普段から怒らないからではなく、言葉遣いにも気を使い、一人の人間として見て生徒と接しているからです。怒りよりまず言葉で伝えることを大切にし、何が良くなかったのか、次にどうしなければならないのか、を落ち着いた口調で話すようにしています。ポイントは、必ず失敗を褒めることで、叱る際には、「裏目に出てしまっただけだね」と言えると生徒も聞く耳を持ちやすくなります。

 

 話がそれましたが、筋を通すポイントしては、「自分がやられて嫌なことはしない」を伝えていくことです。また、「大抵の人が嫌に感じることをしない」これを伝えていくことが、まず筋と通す指導で重要なポイントになります。

 

 上級編になると「真理」を追求していく必要がありますので、また別の機会でお伝えしたいと想います。

 

 まずは、自分や大抵の人がやられて嫌なことしない、を徹底するだけで変わってきますのでやってみてください。