今回のテーマは、「生徒指導」です。
生徒指導をする際、押さえておくべきは「人は最低10回注意されないと治らない」です。
要は、10回同じことを注意して初めて効果が現れるのです。
また、最低10回なので、それ以上に注意しないと治りをません。
ですから、2、3回注意して治らないのは当たり前なのです。
かつ、その程度で直すことができれば、かなり優秀なのです。
さらに優秀なのは、何も注意されずに日々の生活を送っていることです。
だから、そのような生徒がいれば心から感謝の気持ちを伝えるのと良いです。
そういった生徒達と信頼関係が築ければ、こちらの力になってくれるため、自分が指導をしなくても代わりに注意してくれるようになるのです。
なお、何回も注意しなければならない生徒には、「これからも何回も注意すること」や「最低10回は注意をすること」を伝えておくべきです。
そうすることで、こちらも冷静に生徒指導をすることができます。
くれぐれも注意していただきたいのが、「何回言えばわかるんだ」というような言葉です。
感情的になってしまうと、生徒指導はうまくいかなくなるので、ここさえ注意していれば問題ありません。
何回も同じ注意をするのは嫌になりますが、その都度生徒に「何回でも注意すること」と「最低10回注意しないと人はわからない」ということを伝えておけば、自分にも言いかせることになるので、冷静に指導しやすくなります。
安心してください。
何回も注意しても直らないが人間です。
指導力がないわけではありません。
むしろ、何回注意されても直らない生徒と冷静かつ根気良く向き合える教員こそが、指導力の高い教員です。
決して、生徒を従わせることが高い指導力ではありません。
むしろ私は、根気良く何回も注意をしていける教員こそがこれからの世の中に必要不可欠な存在だと考えています。
ですから、勇気と自信をもって根気良く生徒指導にあたってほしいです。