初任者教員必見!〜仕事で勘違いしてはいけないこと〜
今回のテーマは、「部活」です。
初任者の方、部活指導に力を入れることをおすすめしません。
無論、授業を大切にし日々向上を図っているなら別です。
私が言いたいのは、授業を疎かにして部活指導で自分の市場価値を上げようとすることを避けていただきたい、これが伝えたいことです。
よく、自分の授業を疎かにして部活で結果を出して、あたかも指導力が高い教員である、みたいな勘違いを生みますがそれは違います。
まず、部活は成果が出しやすいです。
理由は2つあります。
1つ目が、「自分達でやりたい部活を選んでいる」です。
生徒達は、自分の意思でやりたい部活を選択しています。
だから、顧問の指示に従うもの当たり前なのです。
一方で、学級や授業であれば、生徒も先生を選べないわけですから、当然相性の悪い生徒もいます。
だから、学級や授業の指導は難しいのです。
正直言って、部活の指導はそこまで難しくないのです。
2つ目は、「専門性があればそこまで難しくない」です。
次に自分が経験したものであれば、そこまで指導も大変ではありません。
部活によっても初心者でも、勉強をすれば教えられるものあります。
それに外部指導員を頼めまば、自分がしなくても代わりに指導をしてくれますので、そこも問題は解決できます。
以上のことから、部活指導というのはそこまで重要ではないのです。
初任者の方がしなければいけないのは、部活指導ではありません。
自分の授業にどうやって生徒達を引き込ませるか、なのです。
そして、このことは何年経とうが変わりません。
時に部活指導もしなければいけませんが、あくまで若手教員を育成するために自分自身もある程度できるようになっておくことが大切なのです。
注意していただきたいのは、「部活指導ができる=指導力の高い教員である」この勘違いをしてほしくないのです。
なぜなら、部活は本来やらなくて良い仕事なので、それで結果を出すことに囚われないでください。
そして、部活は結果を出すためにやるものではありません。
あくまで生徒の心を育てるために行うものです。
いかに自主的に部活へ参加できるか、そこがこれからの部活で大事な指導です。
怒られてやる、やらされている部活の時代はもう終わりなのです。
だからこそ、伝えておきます。
部活の指導力を高める時間があれば、教材研究に没頭してください。
私達の仕事は授業を教えることです。
部活をやるためではありません。
ただし、部活の指導が自身の成長にもつなげられるのであれば、私はやった方が良いと思います。
それが負荷、重荷になるならやらない方が良いです。
何が自分にとって大切な仕事か見極めるようにしてください。