Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

授業公開で分かる教員の質 いつも通りの指導をできていますか?

今回のテーマは、「指導力」です。

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本当にいつもそんな授業をしていますか?

 授業公開の時だけ授業に対する意識を変えていては、まだまだ未熟です。もちろん、緊張感をもってやることは大切ですし、私も保護者の方がいるとまだまだ緊張しています。しかし、保護者がいるからといって普段と何かしら授業のやり方が変わるかというとそうではありません。いつも通りの授業を行っています。

 

 学校公開の時だけ授業のやり方を変えてしまうと、生徒からの信用信頼を失い余計自分が授業をやりににくしていくだけなので、何のメリットもありません。それに生徒も自分のことを一人の教員として見なくなっていきます。そうなると、言うことを聞かないだけではなく、授業も適当に聞くようになり、生徒の教育の機会を奪ってしまうことになります。それは絶対に避けたいことです。

 

 そうしないためにも、日頃からの授業をしっかりやっておく必要があります。例えば、ルールを生徒に定着させておくことです。どの場面では、作業を止めるのか、前を向くようにするのか、自分が授業で必要なルールを必要最低限身に付けさせておくことが大切です。これをするだけ授業がスムーズに行いやすくなります。

 

 また、1回1回の授業でその場に保護者がいることを想定しながら行う必要があります。注意する際も、保護者が納得する注意かを自分の頭の中で考えながら行うことが大事です。もし、分からなかったり、注意の種類が知りたければたくさんの先生に助言をいただきましょう。面白い回答が返ってきますし、その先生の個性が分かります。それに重複することは他の生徒も、「そう言うものなんだ」という理解もあるので、指導がしやすいかもしれません。

 

 

 日頃の授業の取り組みでその教員の力量が分かりますし、どれだけ一回の授業を大切にしているかが分かります。無論、生徒もそこは見抜いています。手を抜くことも時には必要なのですが、どのように抜くかはとても大切なポイントです。これを間違えると生徒に変な勘違いを生せ、後々余計な指導をすることになるので注意してください。逆に言えば、毎回の授業をしっかり行っていれば、授業公開の時に態度を改める必要は皆無になるわけです。

 

 今一度自分の授業を振り返り今後の行動を変えていければと想います。