Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

模範になれてますか? 教員が手本を見せようとすることが大切

今回のテーマは「師範率先」です。

f:id:Taros:20201003181831j:plain

生徒の注意が大切ですか? 自分はルールを守っていますか?

 学校のルールを決める際や学級の決まりなどを、守らせる時に教員自身が見本を示すようにしなければなりません。これを行っていないと生徒は動きません。それにこちらの発する言葉に納得しません。だから、生徒の前に私達教員が行動で示さなければ当然、良い方向へ進むことはないでしょう。

 

 意外に生徒に言うわりには、教員がまずルールを守れていないことはざらにあります。というより、生徒にルールを守らせる前に教員がルールを守らなければ意味がないのですね。授業時間前に教室へ行くこと、朝学活(読書)前に教室へ行くこと、部活の30分前には活動場所に来ていることなど、様々な場面で生徒よりも先に行動していなければ意味がありません。

 

 逆に言えば、それさえできていれば、自然と生徒も動くようになりますし、こちらが強く発言しても生徒は汲んでくれますし、納得もしてくれます。チャイムが鳴ってから、教員が行動していると生徒も事前に準備することや、時間を意識して動くことはできません。まずは、こちらが態度で示してあげるのが一番良いです。

 

 私も自分が苦手なことやできないことを生徒に強くいうことはあまりしないようにしています。それよりも、うまくいくかどうかは別として行動をするようにしないと生徒に伝えています。ルールを守らせることも大切なのですが、それをどのように守らせるか、行動した結果どのような失敗を積み重ねたのか、そっちの方が重要だと思っています。

 

 当然、こちらが手本となりルールを守らせることに越したことはありません。加えて、生徒に失敗をさせることも重要です。失敗をすることでまた自分を知ることができるからです。どのルールを守るのが苦手なのか、どのような失敗をいつもしているのか、自分の苦手を知ることで、対処法を知っていくことができるからです。

 

 ルール(規律や決まり)を守らせることばかりに意識を向けず、失敗からも学びがあることを生徒に伝えてほしいのです。

 

 

 

 最後にですが、今回一番言いたかったことは

 「生徒以前に教員がまずルールを守りなさい」

 ということでした。

 

 生徒の文句を言うことは容易いですが、自分がどうお手本となって生徒に伝えていくかの方が遥かに重要ですし、生徒は失敗をすることが仕事みたいなものなので、行動をしたのであれば、まずはその行いを認めてあげてほしいのです。そうすれば、自然と生徒は育っていきますから。