Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

初心に戻る 今の自分に満足しない

今回のテーマは、「初心」です。

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学び続けるために初心に戻る必要がある 私達の誌名でもある

 何事も最初に取り組むときは、熱心な気持ちを大切にするものです。一方で慣れてくると、最初の頃の気持ちを忘れて様々な雑念が生まれてくるものです。それは、当初の目的から外れ違う方向へと進んでしまう危険なサインなのです。

 

 だから、「初心に戻ること」はとても大切なことなのです。

 

 そしてもう一つ、初心に戻る上で大切なことがあります。

 

 それは、「教育者は常に学び続けなければならない」です。私達は常に学ぶことを忘れてはいけません。そのためにも、「初心に戻ること」がとても重要なものになってきます。

 

 人間は学習を重ねるにつれ自信をもつようになってきます。しかし、それは一歩間違えれば慢心にも変わってしまうのです。そうならないために、初心に戻るよう努め日々の自分の行動や考えや常識を振り返っていく必要があります。もしこれができないと、自分が成長の歩みを止め、生徒達に真の学びを体験させることができなくなってしまうからです。

 

 常に学べる教員が生徒達と一緒に学んでいけるのです。極端な説明になりますが、野球を教える時にその知識や練習メニューが分からないと教えることはできません。その際、野球のルールを覚えたり、練習メニューを考えるなど、自分自身で学ぶはずです。この学びの姿勢こそが私達教員にとって一番大切なものなのです。

 

 生徒達は本当によく見ています。自分達のために一生懸命何かをしようと努力をしている教員に心開いていきます。この心を開かせる行為が「人間を育てる」ことにつながります。

 

 学ぶは「真似る」からきていると聞きます。まさにその通りだと実感します。思いやりをもって育てられた子は、他の人に対しても思いやりをもって教え育てることができます。一方で、そうではなく威圧的な教育を受けてしまうと、それが当たり前になりその人は威圧な教えをしやすくなってしまうのです。

 

 だから、私達は生徒達に良いことをたくさん真似させるために、常に学び続ける必要があり、考えることを怠ってはいけないのです。その行為や伝え方や考え方が、人間を成長させるためのものなのかどうか。

 

 私は初心に戻りながら、自分自身に自問自答してほしいのです。果たして本当にそれで良かったのか、別のやり方や考え方はないのか、など。

 

 決して、自分は正しいやこれが常識だからと、考えもせず、客観的にもならず、自分を正当化しようとすることは本当に避けてほしいです。これが一番自分自身と成長の学びのチャンスを奪う悪しきことなのです。

 

 初心に戻りながら、自分自身と生徒を成長させる、お互いに学びあるように教員人生を歩んでほしいです。