Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

若手には若手の指導がある

今回のテーマは「指導」です。

f:id:Taros:20200829234839j:plain

ふざけて遊んで、ある程度のことは許容してあげて、生徒に寄り添ってみる。

 いわゆるベテランの方、中堅の方、年の違いもあれば経験年数の違いもあり職場には様々な経緯の持ち主の人がいます。今回は若手の指導の仕方を一例として紹介します。

 

 若手の方が特に大事にしなければならないことは

 

   「生徒と遊ぶこと」です。

 

 

 若い教員ほどこれを意識し行動に移すべきです。遊ぶと言っても別に昼休みに体を動かすことではありません。普段の会話や授業など、様々な場で遊びを入れていくようにするのです。

 

 個人的に今までやってきたことは、自分から生徒に話しかけることです。とにかく、話題は考えずにあいさつをしたり、生徒達の会話の中に突然入りツッコミやボケをかましたり、様々な遊びがあります。

 

 要は「ふざける」ですね。

 

 私はよほどのことがない限り常にふざけるようにしています。あまり授業では行わないのですが、様子を見ながら行うこともあります。一番ふざけやすいのは授業間の休み時間や昼休みに教室や廊下を徘徊する、授業があればチャイム前から教室に行って生徒達とコミュニケーションをとるようにしています。

 

 良いかどうかはわかりませんが、注意する時にもふざけることもしています。普通なら生徒は注意を受けないのですが、私の場合そのふざけ方がドン引きされ、生徒も注意されたことを自分から直すのです。ただし、あまり大したことがない場合に限ります。本当に叱るときは、ふざけず叱るべきです。当たり前なのですが‥

 

 おそらくこんなことをしていたら生徒に対する威厳がなくなるのでは?と思っている方もいると思います。私も最初はそうなると思っていましたが、思いの外そんなこともなく杞憂に終わりました。

 

 推察するに、環境や条件が良かったのだと想っています。私の周りは厳しい人が多いのです。だから、私は極力ふざけるようにして生徒と遊ぶようにしたのです。時に引かれることもあるのですが、なんだかんだ言って私に心を開いてくれる生徒も多くいることを感じます。

 

 これも良いかどうかはわかりませんが、私に対して生徒は遠慮をしません。本当に想ったことを素直に伝えてきます。よく捉えれば、素直で正直である。裏を返せば、礼儀にかけるところもあると考えることもできます。ですが、別に私は礼儀に反しているとしても、生徒の素直な気持ちを表現してほしいと想っています。

 

 甘い考えですが、生徒が自分の素直な感情を言えないのは窮屈だと想っています。常に大人に気を使う学校生活なんてしていて楽しいでしょうか?1人ぐらいそういった部分で遠慮しなくて良い大人がいても良いのではないでしょうか?それに私自信しょっちゅう言われるわけでもなく、そういった態度をとる生徒達が私を教員として見ていないかというとそんなことはないと個人的に想っています。

 

 本当に私を教員として見ていなければ、授業なんてろくにできないでしょう。

 

 

 ふざけて、ドン引きされて、時に生徒から生意気な態度を取られることもあります。しかし、決して軽蔑されているわけではないのです。そうでなければ、私は生徒達(他部活の生徒)から

 

 「部活にきてください」や「試合の応援にきてください」

 

 なんてことを言われません。

 

 

 こういう生徒達がいるのは、私がふざけながらもそこに「生徒を想う気持ちや愛情」があるからです。そしてそれに気がついてくれる生徒がいるから成り立つことなのです。

 

 

 おそらく、良い参考にはならないと思います。自分でいうのもあれですが、このやり方はレアケースかもしれません。私も最初からできたわけではありません。ある程度授業規律が確立できるようになり、授業や学校生活全般でつまらなさを感じた時に、殻を破ってできるようになってきました。もし、何か違和感があり窮屈さを感じるのであれば、実践してみることを検討してください。