Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

授業の守破離 石の上にも3年?

今回のテーマは、「授業」です。

 

 授業をする場合、まずは教科書通りにしっかり教えられることが大切と言われます。しかし、教科書通り教えるのは結構難しいと考えていますし、数年続けた結果、つまらないことに気がつきました。

 

 まず、1年か2年の間は授業の流れを肌で知ることや生徒の反応をじっくり観察することが大切だと私は個人的に思っています。その中で、どうすれば生徒が授業を真剣に受けてくれるか、興味を示してくれるか、そういったことが見えてきます。

 

 3年目ぐらいから、オリジナリティを加え様々なことに挑戦していくことがとても大切になります。

 

 教員生活5年目にして、やっと守から破に移行できたとこの頃思います。

 

 そう感じることになったのは、最近授業が本当に楽しく感じるようになったからです。今までは、ありきたりで工夫もない教科書通りの授業を行ってきて、心からつまらないと感じていました。最近になって、創意工夫や自分が本当にやりたかった授業や教えたいことが明確になってきて、授業の新たな面白さを感じているところです。

 

 確かに教科書通りに教えることは大切なのですが、もしすぐに授業のコツや流れ、生徒の理解度を考慮して、創意工夫を加えられるのであれば、教科書通りに行う必要はないです。今すぐにでも新しい取り組みをしていくべきです。

 

 あいにく私は要領や飲み込みが悪く5年かかってしまいましたが、自分らしさを表現でき、教えたいことを教えられるのであれば、経験年数関係なく革新ある授業にしてほしいと想っています。

 

 教科書に載っている内容をしっかり定着させることも大切なのですが、教科書を見ても分からないことを教えることで、生徒の思考力や関心を養う必要もありますので、ここが私達教員の腕の見せ所でもあります。

 

 自分の教科でも得意不得意があると思いますが、不得意は最低限の知識を身に付けまずはさらっと教えていくことをおすすめします。教えている時にまた、疑問が出て自分で調べ理解を深めることができるからです。それをずっと行っていけば、知らず知らずのうちに知識も養われ、教えたい内容も見えてきます。

 

 得意分野のところは勝負どころです。ここで、生徒の関心を惹かせることができれば、他のところでも耳を傾けてくれるようになります。面白い話をたくさんしてあげることをおすすめします。

 

 

 今回の内容で特に大切なのは、「授業者が一番授業を楽しむ」です。授業者がつまらなければ、当然生徒もつまらないです。だから、私達が一番授業を楽しみ、生徒達に勉強の楽しさを教えていくことが大切なのです。

 

 是非、自分のやりたい授業、教えたい内容を明確にしていき、生徒達に勉強の楽しさを伝えていけるように仕事をしてください。

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まずは教科書通りに そして自分らしいオリジナリティを加えていく