謝るは悪いこと?
今回のテーマは、「反省」です。
仕事で失敗したとき、生徒に対して間違えた指導をしたとき、正直に謝れていますか?ただし、何でもかんでも謝る必要はありません。必要に応じて、反省を示す姿勢を取ることが大切です。
教員の中にも自分の否を認めず謝ることができない人はいます。毎回思うのですが、誰でも失敗するので、その時は正直に謝れば良いと考えています。もちろん、自分の失敗したところだけです。それ以外はあまり気にする必要はないですし、もし仮にすべて罪を擦り付けてくるのであれば、そこは間違えを主張して良い部分です。無視も視野に入れ対応をしていく必要があるでしょう。
失敗は私達にとっても、生徒達にとっても、とても大切な要素です。これができるか、できないかで成長できるかどうかにも関わってきますので、慎重に対応していきたいところです。特に、教員が反省できるかどうかで大きく変わってきます。私達が自分の非を認めることができ、正直に謝ることができれば生徒も、間違えることは悪いことではなく、むしろ悪かったところは認めて素直に謝ることが大切なんだ、と感じ取ってくれます。
逆に私達が、一切そういったことをしなければ、生徒も反省する態度を養うことはできないでしょう。だから、私達が積極的に態度で示していく必要があるのです。ですが、毎回毎回同じミスは良くないので、そこは気をつけてください。
私個人としては、反省する態度を養う一番のポイントは、「自己肯定感」を高めることにあると考えています。自分の非を認め、常に行動を改善をしていけば必然的に自己肯定感が高まっていきます。だから、積極的に反省し、良かったところと、改善しなければならないポイントを客観的に考えさせるようにしなければならないのです。
一方で、間違った自己肯定感は、全て相手の責任にしてしまい、自分の非を一切認めないパターンです。これが身についてしまうと、自信過剰になってしまうかもしれませんので、注意が必要です。ですので、そういった生徒がいれば根気がいり、褒めるべきポイントを探して、悪かったところを1つ挙げて、改善できるように促していく必要があります。また、決してこの時に否定する言葉を使わないよう注意してください。否定してしまうと、こういう生徒ほど、こちらの言葉を聞かなくなり指導が入らなくなる傾向にあります。
日本ぐらいです。失敗が悪いみたいな風潮をもっているのは‥誰でも失敗するし、初めての人生で、分からないことの方が多いのだから、別に失敗をそこまで気にする必要はないと感じます。もっと柔軟に考えて楽しく人生を歩めば良いのにと、ずっと想っています。
みなさんも是非、考えを少しずつ変えていって常に新しい教育をしていけるように日々精進してほしいと心から想っております。