今回のテーマは、「言葉遣い」です。
どの仕事もそうではあると思うのですが、人に教える仕事や教育者ほど言葉遣いは重要だと身もをもって体験しました。
私の個人的な体験になってしまうのですが、親知らずを抜くために急遽診察と対応をしてくれる歯医者を探し、予約のための電話をしました。電話がつながりいざ、自分の状況について説明し、予約の件を伝えました。ところが、電話対応してくれた方の受け答えがとても拙く、小学校低学年の子が家の手伝いで電話番をしているような感じでした。
実際に私自信が聞いた言葉です。
「歯痛いの?」、「予約一杯だから無理」、「別の日して」‥
正直、最初は間違え電話をしてしまったと思いました。ですが、しっかり自分の店の名前も言ってたので、間違いなく歯医者であると確信に変わりました。
ここで伝えたいことは、言葉遣い1つで信用信頼を失ってしまうことです。当然私は、すぐに断りました。
「また、別の日に改めて予約をいたします。どうもありがとうございました。」
と言って電話を切りました。
私も初任のころ、言葉遣いが悪い教員でした。今でもまだまだ改善の余地があります。ていねいな言葉を遣うように意識し、自然と今は言葉が出るようになってきました。恥ずかしい話、歯医者の電話予約がなければ言葉遣いの大切さに気がつくことができませんでした。もう、そこの歯医者を利用するのは止めようと決意しましたし、これはてこでも動かないです。
実際は分かりませんが、生徒も少なからず私に対して信頼を寄せているのかな、と想っています。言葉遣いは本当に「教養」を表せすものだと肌で実感しました。某東大の方が出している本にも、言葉のやりとりを1分ぐらいすれば、その人の教養が分かると書かれていましたが、まさにその通りでした。
やはり教養がないと信用信頼を得ることができませんし、教養があるからこそ、その人に任せてみようとか、その人が言うのだから間違いないと判断するものなのです。
教科の専門性を高めることも大切ですが、言葉遣いは毎日意識すれば自然と改善できますし、真っ先に見つけるべき能力でもあります。特に教員は電話越しの話を保護者の方とする機会も多いので、これができるかできないかだけでも大きな差が出てきます。
是非今から言葉遣いを意識してみてください。