Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

生徒に接する態度はていねいに行う

今回のテーマは、「生徒との接し方」です。

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まずは受け入れ話を否定せずに聞いてあげること

 教員は生徒に対して、ていねいに接する必要があります。もし、これができなければ、生徒の学習意欲が伸ばせませんし、何より信頼関係を築くことができません。子どもにとって、教員は保護者の次にすぐ近くにいる大人です。その大人がていねい接することができなければ、子どもは不安を抱えながら生活を送らなければなりません。

 そうなると、とても生きにくさや自分の居場所、自分に自信をもつことが難しくなってきます。だからこそ、生徒に対してていねいに接することはとても重要なのです。

 

 では、ていねいに接するとはどういうものなのか具体的に説明していきます。

 

 まず、大切なのが「話をよく聞いてあげること」です。その話を聞いて解決策など探ろうする前に、その子が何を言いたいのか、全て整理してあげる必要があります。話を聞いていて理解できないところは、質問してみると良いでしょう。質問をすれば、こちらが話をよく聞いていることが伝わりますし、相談にのってくれていると相手も実感をもってくれます。

 

 次に「認めてあげること」です。上述に対しての補足説明となってしまいますが、決して相手を否定してないことです。とにかく、最初はうなづいて上げたり、相槌を打つなど、相手に対して反応を示すことが重要になります。何かおかしな点があっても、そこはまず受け入れてください。相手が納得している頃合いを見て、おかしな点を「次はこうするといいかもね」みたいに伝えると、相手も否定された受け取らず、やり方を変えてみようと前向きになります。

 

 最後に生徒の様子を見て、アドバイスをするのか、そういないのか判断します。生徒が話を聞いてくれただけで満足なら、1つ教員側のアドバイスをしてあげれば良いですし、もし本当に困っているのであれば、そこから親身になって具体的な解決策や打開策を示してあげれば良いでしょう。ここにつきましては、これという答えがなくその場の雰囲気やその子の特性を考えて、対応していくことになります。

 

 私達教員は、生徒達に対して有意な立場にいます。だからこそ、ていねいな対応を心がける必要があるのです。これができなくなってくると、生徒との信頼関係を築けず、ゆくゆくは自分の首を閉めることにもつながりますので、十分注意をする必要もありますし、逆に言えばこれさえできれば、楽しい学校生活を生徒と共に過ごすことができます。