器物破損の生徒指導 どんなにやろうとも最初の一言は
今回のテーマは、「生徒指導」です。
器物破損を毎回のようにやってしまう生徒というのはいます。毎回のことなので、誰しも「またかよ」と思ってしまいます。ですが、ここに大きな落とし穴があります。
どんな生徒であっても最初の一言は、「けがはしていないか?」です。例え、その日に100回、器物破損をしていても、その一言を最初に言わなければなりません。
つまり大事なことは、ものの心配をするのではなく、ものを壊した子の身の安全について心配することなのです。
もし、器物破損したものについて心配し、怒ってしまった時点で、もう生徒指導は成り立ちません。その子との信頼関係は気づけないです。怒りの感情を抑え、ただ生徒の心配をすることまずは心がけてください。
それができて初めて、器物破損に対する生徒指導を行うことができます。最初にものを心配した時点で、生徒は聞く耳をもたなくなりますから。だから、生徒の身の安全を確認することがとても大切なのです。
そこからは詳しく事情を聞いていき、認めてあげるところできるだけ多く探し出していき、生徒指導にあたるよう努めてください。否定することや、否定的に話を進めていくとこれもまた、生徒指導が入らなくなります。慎重に対応していくことがとても重要です。
どんな場面においても、まずは生徒の身の安全を心配することが、生徒指導を行う上でとても重要です。それが、最も生徒と教員が信頼関係を築きやすい行為だからです。
是非、生徒のことを心配するクセを付けながら生徒指導にあたってみてください。きっとうまくいくようになります。