Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

教員として、教員になるにあたってしておくべきこと。

今回のテーマは、「読書」です。

f:id:Taros:20200820235241j:plain

たくさんの考え方を知らないと指導力は身につかない

タイトル:読書をしない教員は指導力が向上しない

以下内容

 最近、初心に戻り教員としてやっておくべき習慣について振替しました。昔も今も、教員をするのあたって「読書」は本当に重要な習慣だと感じています。本によっては「読書をしない教員は教員免許をすぐに取り上げるべき!」みたいな内容が書いてありますが、まさにその通りであると常々想ってしまいます。一方で、本を読まない人ほど地位的なものが高くなっているのが残念であります。しかし、周りがどうこうよりも「生徒を第一に考え、生徒に真摯な対応をすることを心がければ」自ずと本は読むはずとも考えています。

 私は、「読書」をすることで、まず自分自身と向き合うことが重要だと考えています。本は自分との対話と言われ、自問自答する訓練になります。また、著者のとの対話にもなり他者の考えを知ることができ、「客観的な視点」を手に入れることができ、独りよがりの考えにならなず、視野と思考を広げ柔軟にものごとを捉えていけるようになるのです。これができないと指導力が上がることなく、教員としての資質が伸びないのです。

 残念な事実として本を読む教員は少ないです。あくまで主観です。職員室にいても本の話で盛り上がることがないです。また、革新的な考えや新しいやり方を提案しても受け入れられず、革新的に何か取り組もうとすることがないのです。今の時代の変容やこれからの時代の変化において、今の学校教育がいかに無駄だらけなのか全く理解できていないのです。私はこれに対して日本の危機どころか、日本の崩壊すら感じています。

 すみません。愚痴になってしまいました。では、読書をすべき真の事実を説明していきます。読書が一番手っ取り早く人間性を向上させてくれる手段かつ、すぐに実践しやすい内容が書いてあり、数週間や数ヶ月で自分自身を成長させてくれるツールだからです。私はとにかくたくさんの本を読んで、指導力の向上に努めました。生徒視点に立ってどのように考え、自分の気持ちを伝えるのか、言葉の遣い方や言いましなど、相手が納得できるやりとりを実践していきました。最初は、慣れず戸惑いまもありましたが、その都度反省していき、本に書いてあることを全て鵜呑みにせず、自分なりのやり方にシフトしていくようになりました。とにかく、本を読んで良かったです。短期間で問題が解決したり、様々な考えや実践できることを知り、生徒指導というものが面白くなっていきました。何より、余裕を持って、ふざけながらも生徒を良好な関係が築けるようになり、他の教員とは一味違った人物になり、生徒からも少し愛されるようになりました。

 自慢話になりましたが、言いたかったことは、「自分自身の可能性を無限に広げてくれるのが読書の強み」なのです。私からすれば、担任や部活動の前にまず「読書の義務化」の方が大切だと想っています。「生徒を一人前の人間に成長させ自立し生きていく力を身につけさせる」、これが我々の仕事だと想っています。決して理不尽や暴力で服従させることが教師の指導力のあり方ではないのですが、これができてしまう人ほど指導力があるという訳のわからない勘違いが生まれてしまいます。本当に残念すぎて言葉が出ないです。人と人同士が感情を理解しながら、成長していく場が「学校のあるべき姿」なのです。教師と生徒の間に上下の関係はまずはさておき、一人の人間として向き合えるかどうかが重要なのです。生徒は、そこを見抜く力に長けています。最初はうまくいかずとも、真摯な姿を見せていれば、ゆくゆくは心を開いてくれるようになります。是非、たくさんの本を読んで柔軟にものごとを抑えられる教員になってください。