Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

教員を続けるたった1つのポイント

教員を続けるたった1つのこと

 それは、「教科指導に専念すること」です。

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無駄な仕事から逃げよう

はじめに

 現在、教員の行う仕事は多いです。本来は、教科指導が一番に重きをおく仕事です。それ以外は、重要ではありません。担任や部活などは正直行う必要はありません。担任を行うと三者面談に、命に関わる給食指導と無駄な責任を負うことになります。要するに教科指導以外は無駄なのです。

 

 それでは、教員を続けられる(教科指導に専念できる)3つのポイントを解説していきます。

①副担任になる

②部活指導を行わない(顧問にならない)

③休日に出勤しない

 以上です。これらを行うことで、ストレスや身体的疲労を軽減して仕事に専念できます。

 

①副担任になる

 担任になると仕事量が一気に増えます。学級経営、給食指導、当番活動、初見、三者面談、その他諸々です。特に今は、アレルギー対応やエピペン対応があり、命に関わる重大な責任まで負わされます。ただでさえ、仕事が多い中で命を保証することは、現実的に不可能です。それに、教科指導に専念することが難しく、本来伸ばさなければならない能力を伸ばすことができません。担任をやって良い事は何一つありません。無理になる必要はないので、断りましょう。

 

②部活指導を行わない(顧問にならない)

 部活動指導を行うと、平日の仕事が増えますし、土日も練習や試合を行わなければなりません。休む暇もないので、顧問を頼まれたら断りましょう。どうしてもならなければいけない時は、「副顧問」かつ「極限まで仕事をしない」を心にとめておきましょう。つまり、ほぼ主顧問が仕事をするで、自分はほとんど仕事をしないという事です。特に運動部は怪我がつきもので、保護者連絡が付き纏い無駄な仕事が増えます。それに怪我はいくらこちらが注意してもおきますので、防ぎようがなく無駄なストレスを抱えることになります。よって顧問を頼まれたら、即断ることが賢明です。

③休日に出勤しない

 これは、上記の2つをしなければ極力そういったことにはならないです。担任と顧問を外れれば、実現可能です。ただ、確実には難しい場合もあります。成績処理をしなければならない時は、少し無理をする場合もありますが、それが年に3回ぐらいなら許容範囲です。それに、休日が大切な理由は体を休めるためもありますが、自分はこっちの方が重要だと考えています。それは、感性を磨くです。休日に出かけて、たくさんの刺激を受け感性を磨くことで教科指導にもつながったり、授業のネタが増えるので生徒の関心を高めやすくなります。感性を磨く事は難しくないです。美術館に行ったり、映画を見たり、自分が理解できないことや関心がないにことに、「なぜ他人は魅かれるのか、なぜ楽しいを思えるのか」、そういったことを知っていけば良いのです。無理に納得する必要もなく、「へー、そうなんだ」程度に感じられれば良いのです。

 

最後に

 私は1年と半年後にこの仕事を辞めます。正直、生徒との関わりは楽しく彼らの成長を目の当たりにすると、まだまだこの仕事にも魅力を感じます。辞めるのも惜しいと思います。一方で、過重労働が重なり、年功序列や無駄な弊害もあり、本来教育者として指導を受けなければならない教員が見逃され、若手教員だけが嫌な思いをする現場の実態もあり、未来の可能性を感じません。何かあったら、本来処分を受けるべき人が受けず、こちらにお鉢が回ってくるかも知れないと思っています。

 だから、もし教員で人生を終えたいのであれば、とにかく無駄な責任を負わないよう逃げてください。周りはあなたのことをよくは思わないかもしれません。しかし、もし周りがそう感じたのなら、そう感じた人が無駄な責任を負わないようにすれば良いだけの話です。くれぐれも変な責任感をもたないでください。

 どの仕事にも共通して言えますが、「人との巡り合い」が一番のポイントです。あなたを一人前の教員に育ててくれる懐の深い先生と巡り会えたのなら、教員を続けていく価値があると私は想います。よく考えて、自分の未来を選択してください。