学級通信 楽しい（夢中になれる）ことをやろう

今回のテーマは、「夢中になること」です。

はじめに

　私も教員の立場である以上、生徒には「勉強をしなさい」と言います。私は、勉強は義務教育以前に「人生を幸せにするために」ということでいつも生徒に話をしています。ただやらされる一方向の押しつけでは、幸せにはなれません。ただ、悲しいことに多くの人は「勉強をする本当の意味」を考えたことがないのだろうと常々思います。

　そんな学校生活で大事な勉強なのですが、それと同等に大切なことが、「何かに夢中になれること」なのです。これから勉強ができるだけでは、働けないでしょう。AIの発達により、誰でもできる作業は全て機械が行うことになります。つまり、指示通りの仕事は機械が行い、クリエイティブな仕事を人間が行っていく世の中になるのです。この時、自分が夢中になれるものを、知っておかないと人生を幸せにすることはできません。

好きなことをやって生きよう！

タイトル：夢中になれるものがあれば道を作ることができる

以下内容

　みなさんは夢中になって、時間を忘れることはどの程度ありますか？また、そのように打ち込めることはありますか？私は最近そういったものがありません。昔は、公園に行ってみんなと遊んで気がついたら、日が暮れて家に帰る時間になり、時間を忘れて夢中になって遊んでいました。もし、今夢中になれることがあれば、徹底的に夢中になってください。別に遊びでなくても、勉強でも習い事でも何でも大丈夫です。そして、夢中になれるものがない人は、とにかく様々なことに挑戦してみましょう。今まで自分がやったことがないことに、たくさん触れることで心から夢中になれるものが見つかります。

　今回この話をするきっかけとなったのが、AIの発達です。AIが仕事をすることで、人間の仕事がなくなると言われています。事実の部分もあれば、不確定なところもあります。例えば、作業面で誰がやってもできるようなものであれば、AI（機械）がそれをやるようになり人間はその仕事を失うでしょう。一方で、アイデアを出すようなクリエイティブな仕事は、人間に代わってAI（機械）が行ってくれるでしょうか？現在はまだ、AIにはできないとされています。だからこそ、自分が夢中になれることを探したほうが良いのです。

　現在は働き方も変わってきており、転職をすることが当たり前になりつつあります。また、副業ができる会社も増え自分のスキルで稼ぐこともできるようになってきています。では、なぜこのように働きが変わってきているのでしょうか？もうすでに話している通り、AIの発達が関係しています。

　結論を言うと、今（これから）の時代は人生を楽しく過ごし、自分の好きなことに夢中になって生きている人のほうが、稼ぎやすくかつ生きやすくなってくる時代になります。また、情報発信をすることでそれが実現可能になります。ただ、この時のポイントは、自分だけが得をしてはいけません。他の人にも、その幸せを分け与えなければなりません。相手に有益な情報を常に発信し、ギブ（与える）の精神で人生を送る必要があります。しかし、誰から自分に対する見返りを求めてはいけませんので、ここは注意してください。

　さて、なぜ自分な好きなことをやるだけで良いのでしょうか？それは、誰でもできることはAIがやる。それ以外で人間ができることは、相手に与えられる何か創っていくことなのです。その時にます必要になるのが、自分自信が心の奥底から純粋に一切の汚れがなく楽しんでいる姿を相手に見せることなのです。これができることで、相手に勇気を与えることができ、人生を変えるチャンスを与えられるようになります。そうつまり、「相手の感情を動かすことが人間にできること」なのです。確かにAIは、優れているかもしれません。しかし、優れているからと言って、「人に勇気を与えること」は現状厳しいことでしょう。

　みなさんには時間があります。とにかく多くのことに挑戦し、自分が楽しいと思えるものをたくさん見つけましょう。これからは勉強に加え、自分が好きなことに夢中になれることも求められる世の中になってきます。自分を幸せにし、他社にも幸せを振りまける人生を送ってほしいと想っています。