Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

残念な教員 ビジネスの話ができない

はじめに

 職場で働いていていつも疑問に思うのですが、教員は「ビジネスの話」をしない、できない、知らない、してはいけないの何かなのでしょうか?ひと昔であれば、進学して就職してで終わりでしたが(産業革命の名残)、今は自己実現が可能になっているので正直、ビジネスの話を生徒達にしないのは危険な気がしてなりません。ただ、ビジネスと言っても起業しなさいとか投資家を目指しなさいと言いたい訳ではありません。これからの働き方が急激に変化するので、その働き方ができる準備や考え方を理解してもらいたいことが今回の目的です。

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生徒達が知らない残酷な真実

以下内容

 まず、私はこの仕事をして一番に思うことは、「生徒には幸せな人生を歩んでほしい」です。そのために、ビジネスの話はしておくべきだと感じています。ただ、前述の通り「お金儲けをしなさい」ということではありません。もっと簡単に言うと、「お金に対する考え方や価値観」を生徒達に伝えるべきだと考えています。また、併せて「働くとは何か?」ということも話すべきです。

 例えば、「お金」であれば、それが無いと幸せになれない、ということではありません。当然、幸せになるためにはある程度の金額は必要になります。ただ、幸せになるために多額の金額が必要になるであれば、それは考えを改めなければなりません。よく不平不満を抱える人が使いがちですが、「お金が無いからできない」と言う言葉を発します。本当にそうでしょうか?私達は、お金を対価に何を手に入れているのでしょうか?大抵の場合は、「誰かの作ったサービス」を買っているだけのです。それに多額の金額が必要になるとい言うことは、それはただ「他者に依存している」だけに過ぎないのです。だから、いくらお金を手にしようと幸せになることは難しいのです。

 だから、ここで考えるべきポイントは、「お金を使う時、何にお金を使っているか?」それを見極めることが大切なのです。誰かに依存しない生活なんてあり得ません。みんな依存しながら生きていくのです。ただ、依存が多いと幸せな人生は歩みにくいのです。だからこそ、お金の使い方や真の価値というもの知り、自分が幸福だと胸を張って言える人生を送ってほしいのです。

 次に働くことです。今は、本業と副業をするのが当たり前になってきています。むしろ、副業の方が、本業よりも収益があるみたいな感じで、どっちが本業なんだよ、とツッコミを入れたくもなります。そして、就職しても転職をする方が常識な世の中にもなってきています。だから、学校は昔の価値観だけで進路指導をしてはいけないのです。ただ、悲しいことに昔の考えに固執したり、今の時代の変化に文句を言って柔軟に対応できない人もいます。結構危険です。ただ、学歴があることに越したことはないので、勉強は力を入れるべきですし、部活や習い事もしていれば結果を出せた方が良いです。一方で、それは数限られているので、それ以外の人達は違う形で成果を出していかなければなりません。これは、全体にも共通して言えることと、今の時代だからこそ働く上でも重要になってきます。

 それは、「スキルを身に付ける」です。何でも構いません。自分が自信をもって、他者に対して「できます!」と言えれば何でも良いです。そして、その「スキル」は多ければ多いほど良いです。それが自分で「働く上での価値」になります。厳密に言うと、「働く上での価値」とは、「他者貢献できる力」です。この他者貢献ができればできるほど、働いて幸福を得ることができます。だから、早いうちから多くのスキルを身に付けた方が良いのです。

 では、「スキルとは何か?」について話していきます。今の時代であれば、動画投稿サイトがあるので、「動画編集技術」をつけられると良いですね。自分で動画を作り、編集できる術を身に付けていきましょう。その他にもライティングスキル、つまり文章を構成する技術であったり、プログラミングスキルでアプリやWebページを作れるようになることですね。こう言ったスキルを早い段階で身に付けていくことをおすすめします。そして、スキルとは別枠でもう一つ大切なことがあります。それは、「楽しんでもらうや喜んでもらう」ことです。当然、誰かを誹謗中傷してと言うことではなく、誰がみても笑顔になったり、勇気を与えることができたりと、他者貢献につながるようスキルを一緒に学んでください。

 長くなりましたが、今回伝えたかったことをまとめます。

①お金を払う時、何にお金を払っているのか考えること。

②多額のお金が必要であればあるほど、他者に依存して人生を歩むことになる。

③昔の働き方をすると幸せになりにくい。

④早いうちから、なるべく多くのスキルを身に付けていく。

⑤スキルと並行して、人を楽しませる技術も身に付ける。

 

最後に

 私達の世の中は、他者にお金を貪られるようにできています。そして、それに気がつけず「お金が無いから」という発言をします。結局は、他者依存から抜けられないサイクルになっているだけなのです。

 働き方では、産業革命の名残がいつまで経っても、しつこいオイル汚れのように残っています。石の上に3年は終わりました。石の上にも3ヶ月になりました。早いうちから捨てる技術を身に付けないと幸せになりにくいです。大切なのは、続けることよりも多くの挑戦をしていくことです。そのためには、スキルを身に付け自信をつけないと挑戦する回数は増えないでしょう。

 正直不安なのです。今の学校の在り方ややり方が‥これからの時代に本当に今の学校教育が必要なのか、私は私自身へ再三にわたって問いかけるのです。「果たして本当にこれで良いのか?」情けない話ではありますが、前任校の管理職のやり方や上記のことが起因して転職をしようと思ったのです。そして、威勢だけは良いが、プログラミングも思うように進まず落ち込んでいます。結局、誰かのせいにして自分を肯定化しようとしているだけのなのだと気がつきました。皮肉な話で、そんな輩がこんな記事を書いているのだから笑える話ですね。