Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

ストイックは求めない 小さいことをたくさん認めていく

今回のテーマは、「自己肯定感」です。

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1つの大きな成果を褒めるよりも日頃の感謝の方が自己肯定感を身につけられる

 自己肯定感を最も良く伸ばす効果的な方法は、「感謝を伝える」です。

 

 何か些細なことをしていたら、その部分を感謝すれば良いのです。

 

 それだけで生徒の自己肯定感は伸びていきます。

 

 また、自己肯定感は日々の小さな取り組みで根気良く伸ばしていかないと中々身に付きません。

 

 例えば、給食当番をしている際や掃除をしている時など、何かを見つけてはすぐに感謝をするようにします。

 

 つまり、当たり前にできていることをたくさん探して感謝を伝えていけば、それで自然に生徒の自己肯定感が養えるのです。

 

 なお、生徒が失敗したとしても感謝を伝える必要があります。

 

 「ありがとう。気を遣ってくれたんだね。次はこうしようね。」みたいに、行動を事態を認め、次にどのように改善していくかを具体的に示すことで、生徒の成長にもつながります。

 

 「失敗=怒る」ではないということです。「行動したからこその失敗」なのです。言い換えれば、行動しなければ失敗もないのです。

 

 だから、うまくいったかよりも行動に起こしたという事実(過程)を認めることがとても重要なのです。

 

 勉強面でも同じです。

 

 一日に、少しでも自宅学習ができたのであれば、そこを認めてあげれば良いのです。それが1分でも、問題を1問解いても、小さなことで構いません。その行動を起こした部分を認めることが重要なのです。

 

 結果的に一日何も勉強しなければ、1年間で実るものは何もありません。

 

 一方で、一日一分でも勉強すれば1年間で、大きな成長につながっていくのです。

 

 私達人間は日々の小さな積み重ねでしか、変わることができないのです。

 

 だからその小さな積み重ねを認めてあげることができない人は、生徒を成長させることは厳しいと考えた方がいいです。

 

 言い換えれば、自分自身が全く成長していないとも言えてしまうのです。

 

 良い環境は、お互いが良い部分を認め合い、指摘されたことも反省することができ、他人を責めずカバーをし合いながら気持ち良く過ごせるようなところです。

 

 それをコントロールできるのは、我々教員です。

 

 そのような環境にできるように、努めていけば必然的に生徒の自己肯定感を養っていけるようになります。

 

 まずは、「小さなことに感謝をする」から始めてみてください。