Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

褒め合うことできていますか? 生徒も教員同士でも

今回のテーマは、「認める」です。

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褒めるクセ身についていますか? 働く上でも生徒指導でも重要ですよ

 職場では、良いところをよく見つけていますか、それとも悪口が多いですか。これは働く上でも、生徒指導でも大きく関わってくる大切な要因です。もし、悪口や悪いところ見つけているようであれば、今日から止めることにしましょう。人の良いところや褒めるべきポイントを多く探し出し、言葉で発するようにしましょう。

 

 私達教員はよく勘違いしています。悪いところを正していこうと。確かに間違いではないのですが、これではお互い良い想いはしません。度が過ぎると嫌気もさしてきます。だから大切なのは、お互いを認め合うことなのです。これさえできれば、大人同士でも、生徒との関係でも良い信頼が生まれるようになってくるのです。

 

 お互いを認めることのメリットはまだあります。例えば、生徒指導をする際に、具体的に良い点を伝えることで生徒自身も自分がどのような行動をすれば良いか判断できるようになり、自発的に行動していけるようになるのです。ですから、こちらが指示を出さなくても生徒が動いてくれるようになっていくのです。

 

 そうすることで、生徒の自己肯定感が自然と育っていき自信をもつようになり積極的に行動していくようになります。だから、褒めることは叱る以上に大切な要素になってくるのです。一方で褒め過ぎることも良くありません。それをやり過ぎると生徒も何も感じなくなってきます。ですので、ある程度のところで様子を見て、感謝の言葉を伝えるようにシフトしていきましょう。

 

 人は感謝されること、つまり承認されることで自分の存在価値を見出していくことができます。生徒の将来のためにも、自信をつけることや自分が何をできるかなど、学校生活で明確にさせていくことが私達が行うべき生徒指導なのです。悪いことして怒ることは、ただの注意や叱ることの一貫に過ぎないのです。

 

 加えて、大人同士でも良いところ言葉にして伝えていくのは、率先してやらなければならないコミュニケーションなのです。特に若手の方は、何が良くて何が良くないのか分からないことも多々あります。良いところ積極的に伝えることでフットワークも身につきやすくなります。教員を育てることまた、教員の仕事なのです。生徒だけに留めてしまわないように注意してください。

 

 今回のポイントは、「良い雰囲気づくりをする」です。特にこちら側が自分で自分のご機嫌を取らなければなりません。多くの人は実はできていないです。自分で感情をコントロールし、常に楽しく過ごすことで良い雰囲気を自然と作っていけるようになります。これができることで、初めて人の良いところ見つけ出したり、実際に褒めることができるようになっていくのです。

 

 是非、みなさんも実践して見てください。身近な同僚や先輩、模範となる生徒など良いところたくさん紙に書き出し、クセをつけるようにしていってください。