今回のテーマは、「出席」です。
担任をしている方、これから経験される方、ズバリ毎日出席をとってください。
毎日、自分のクラスの生徒の名前を読んであげてください。
これは担任であろうと、副担任であろうと絶対に行う必要があります。
それの理由は、「生徒の自己有用感を育むため」です。
例えば、学校生活をする上で、自分の名前が先生から呼ばれることがどれくらいあるでしょうか?
学級のリーダーであったり、授業や部活で活躍している子であれば、1日に何回も名前を呼ばれることでしょう。
一方、学校では目立ちにくい生徒は、1日のうちに名前を呼ばれずに学校生活が終わってしまいます。
この名前を先生から呼ばれるか呼ばれないかは、生徒が学校生活を送る上で大きな意味をもってきます。
活躍して模範となる生徒ほど、「自己有用感が養い安くなる」のです。
それもそのはずですね。自分が他者貢献できているのですから、自分の居場所ができやすくなります。また、生徒も誰かから説得されるでもなく、自分で安心感をもつようなります。
では、学校で目立ちにくい生徒はどうでしょうか?
自己有用感を養うことが難しいのですね。
ただ、そのような子を無理に活躍させる機会をつくることをしなくても良いのです。
そこでやるべきが、「朝の出欠確認」なのです。
さすがに授業で行うのは、難しいところがあります。
ですが、朝学活の時間に生徒全員の名前を呼ぶ時間はあります。
1分かかるかぐらいの時間ですから十分時間があるのですね。
生徒の名前を呼ぶことで、目立たない生徒も自分がクラスの一員であることや、周りの生徒達も自分のクラスメイトを把握していくようになり、お互いが存在を認め合うようになっていくのです。
そう、活躍する場がなくとも、どんな子にも居場所を作ることができるのです。
何より朝の出欠確認は、自然にできるのことであり、誰にでもできることなので、安心してこちらも取り組むことができます。
やらない手はないはずです。
個人的な感想
ここらは与太話です。お付き合いいただければ幸いです。
私が出欠確認をしていて一番うれしいことは、その生徒の名前を読み上げるときに、目が合うことです。
なぜうれしいのかは正直自分でもわかりません。
ただ、生徒と目を合わせて名前を呼べることがうれしいのです。
「出欠確認には意味がある」、と説明しましたが、なんだかんだ言って自分が安心するためや、幸福を確認するために行っているのかもしれません。
短い冬休みが終わり、仕事も再開し気持ちの切り替えができていないと思っていましたが、杞憂でした。
早く朝学活でクラスの子の名前を呼びたい、それだけのことでした。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。