Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

2:6:2の法則 大抵の生徒は話を理解していない

今回のテーマは、「指導力向上」です。

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指導力向上に必須 そのための思考方

 誤解がないように言っておくと、「生徒に問題がある」ということではありません。

 

 今回の内容は、私達も同様のことが言えますので、そこを履き違えないでほしいです。

 

 また、指導力向上のために必要な考え方になります。決して妥協するための考えではありませんので、そこも注意をしてください。

 

 

 まず、授業や学級経営などでする話で、どこまでの生徒がおおよそ(80%以上)のことを理解しているか、ということに対して「2割」ぐらいと考えることのが妥当です。

 

 次に半分程度の理解を示している生徒が、「6割」ぐらいになります。

 

 そして、2割からほぼ理解していない生徒の割合が、「2割」という風に認識しておくことが重要です。また、この2割の中には話を聞いていない生徒も含まれていますので、そこも注意が必要です。

 

 つまり、授業準備を怠ったり、話す内容をある程度構成しておく必要があるのです。

 

 もしこれらのことを疎かにすると、2:6:2のバランスが悪い方にズレると考えた方が良いです。

 

 仮に、綿密な準備をしても2:6:2であるとも考えておいた方が良いのです。

 

 

 

 

 重要なことは、この割合をいかに変えていくか、「そのための授業準備しかり、話し方・板書の練習などをどう進めていくか」がポイントなのです。

 

 この授業準備であれば、「3:6:1」の割合で、生徒が理解できるなど自分の中で仮説を立てながら、準備をすることが大切なのです。

 

 そして、いくらこっちが綿密に行っても、予想以上に生徒が理解を示さない場合もあるのです。

 

 ただ、そこで落ち込む必要はありません。授業の内容によっても当然割合は変わりますし、生徒の心の成長によっても理解しやすい話やそうでないものもあるので、そこは割り切る必要があります。

 

 大事なのは、生徒が理解を示さなかったとき、「次に向けてどうアプローチしていくのか」が鍵になってきます。

 

 つまり、分析しながら授業準備や話の内容や伝え方を判断していくことが必要なのです。

 

 ここまでお読の方は今回の回答が分かったと思います。

 

 結論として、「日々、分析をしながら試行錯誤をし準備をすることが大切。」ということですね。

 

 

 至極当たり前のことですね。

 

 そこに、「2:6:2の法則」を前提に考え行動することで、指導力が向上しやすくなる、ということが加わっただけです。

 

 

 

 私は授業準備を進める上でも学級で伝えることでも、本当にこの内容で、この言葉で、という風に考えながら準備を練っています。

 

 一番は理解を示しにくい生徒に対しての配慮と思うべきなのですが、最近は少し変わってきました。理解を示している生徒に対して、さらにより良く理解をしてもらったり、印象に残すために綿密な準備を心がけようと、思い始めるようになりました。

 

 

 そのほうが、授業を行う上でも自分自身がやりやすいですし、困った時は生徒が助けてくれるものなのです。つまり、お互いの信頼関係を築きながら学校生活をともに送れるようになるのです。

 

 

 

 大切なのは、指導をする際に生徒の立場になることや丁寧に行うことがポイントです。これを実践するだけでも、生徒はこちらを向き取り組むようになってきます。

 

 「2:6:2」を前提にこれからも共に自身の指導力を向上させていきましょう。