Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

これからも教員を続ける人 これから教員になる人に伝えたいこと この1つを必ず実践してください

今回のテーマは、「スキル」です。

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感動を与えられられる人ほど教員としての需要が高い

 これからも教員を続ける人、そしてこれから教員になろうとしている人は、これを絶対に実践してください。

 それは、「生徒に感動を与える」です。

 

 これから、教員人生を歩んでいく中で最も必要になるスキルは、

  「エンターティナー性」です。

 

 生徒に感動を与えられない人、つまりは、心を動かすことができない人は、教員としての需要がないも同然です。

 

 「授業で勝負」が、今まで、これからも重要であることは間違いありません。一方で、今はたくさんの教材が溢れているので、自分で教材をある程度選択する自由が増えてきていますし、これからはどんどん加速の一途を辿ることになります。

 

 だからこそ、教員として、「生徒に感動を与える」ことが、欠かすことのできない能力(スキル)になってくるのです。

 

 

 そのために2つのことを把握していただきたいのと、合わせて実践してほしいアクションプランがあります。

 

 1つ目は、「生徒の感情を動かす」です。感動を与えることは、「感情を動かすこと」です。ダメなものはダメ。どんな時に、人間は悲しむのか、喜ぶのか、客観的に考えられるようになることに加え、その生徒本人に何かしらの感情を抱かせるようにしなければなりません。

 アクションプランとして、「良い行いを伝える」があります。

 例えば、生徒の行動が誰かのために、つまり他者貢献につながったのであれば、それをしっかり良いことであることを伝えます。また、そういったことを継続し、自分自身の更なる成長につなげてほしいことも伝えます。

 そうすることで、生徒の中には、「うれしい」や「これからも誰かの役に立ちたい」という前向きな気持ちが生まれます。そうすることで、生徒の感情を動かしていくとにつながるのです。

 そして、認められる機会が多い生徒ほど、感情に何かを訴えていきやすくなのです。

 

 2つ目は、「どんなことも認める」です。

 行動をすると必ず誰でも失敗をします。その時に、まずその行動を認めます。状況はなんでも良いのですが、言葉としては

 「◯◯をやろうとしてくれたんだね。ありがとう。」

 のように、相手の失敗を責めず、生徒が行おうとしていことと、それに対する感謝の気持ちを伝えます。これが、アクションプランになります。そうすることで、生徒は、「先生は自分のことを考えてくれている」と捉えてくれます。

 その後、「どのような失敗をしたのか」、「次にどうしたら失敗をしないのか」を、生徒に質問し、生徒自身の言葉で話させるのです。そうすることで、生徒も自分で立ち直る能力を身に付けていくことができ、人間として成長をしていきます。

 何より、「失敗を責めないこと」、「失敗をしても行動そのものに感謝をすること」で、生徒自身に「自分という存在は認められている」、「先生は自分のことを想ってくれている」と、認識してくれるようになります。

 そういったことが、また生徒に感動を与えることになるのです。そして、このようなコミュニケーションを図っていくことで、生徒もまた、誰かしらに感動を与えていけるようになるのです。

 

 

 今回のアクションプランは簡単です。

 

 単純に言ってしまえば、「とにかく相手のことを認める」と「感謝を伝える」です。

 

 「感動を与える」ことは、決して難しいことではないのです。

 

 ただ、多くの方は難儀するのです。理由は、相手のことを認めなければ、感謝も伝えないからです。

 

 失敗して責める場合、それは相手のことを想っていません。ただ単に怒っている人が自分の感情をぶつけているだけです。

 

 感謝の勘違いもよくあるのですが、相手に伝える言葉ではありません。自分自身に伝えるべき言葉なのです。誰かが自分のために何かをしてくれること、それが当たり前ではないこと、そのことを自分自身に自覚をさせることが、「有難う」の本当の意味なのです。

 

 

 普段の何気ない日常の小さなやりとりや関わり合いが生徒に感動を与えていくことにつながります。1日1回、「ありがとう」を伝えるだけでも生徒との関係は変わってきます。それ以外も笑顔で接したり、昼休みに遊んだり、些細なことがいずれ生徒に大きな感動を与えることにつながりますので、実践を重ねていってください。

 

 

 何より、この記事を読んでいただいているあなたのこれからの教員人生に、このことを役立たせ幸せな教員人生を送っていただきたいのです。