Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

学級通信 怒られるは悪いこと?

今回のテーマは、「怒る」です。

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怒りの感情から解き放たれよう!

タイトル:期待があるからこそ怒りの感情が生まれる

以下内容

 学校生活を送っていると、失敗をして怒られることもあるでしょう。怒られると当然、嫌な気持ちになりますよね。その時ですが、実際に怒らている人だけが嫌な気持ちになるわけではありません。怒っている側の人も、当然嫌な気持ちになっているのです。そう考えるとお互い様になるんですね。怒られることは両者にとって利益はあまり生まないことなのです。

 しかし、怒られるを別の視点から捉えると考え方は一転します。考えてほしいのですが、みなさんはどのような時に怒りますか?嫌なことをされた時ですか、約束を破れられた時ですか。様々な要因がありますが、一言でまとめてしまうと、人間は自分の期待を裏切られた時に「怒る」のです。自分の思い通りに行かない時や約束が破られた時など、大体のことは自分の中で思っていることが裏切られたと錯覚した時に怒るのです。これが怒りの正体です。もっと端的に言うと、「人に対する期待」が怒りにつながるのです。

 裏を返すと、怒られる人は他人から「期待されている人」とも捉えることができるのです。そう考えると、怒られることは悪いことではないのですね。ただ、怒られ続けられるのも考えものです。いつまでも怒られて良いわけではないです。理想としては、1回指摘を受けたことは、2回目注意されないことです。いつまでも同じことで怒られるのは、成長していないことになりますから。中には、いくら改善しても怒り続ける人もいますので、その時はうまく回避していく方法を見つけましょう。

 余談ですが、私達は怒りの感情と隣り合わせです。前述の通り、私達は無意識のうちに他人に期待をしています。この期待を持ち続けることが、怒りの感情に支配されることになるのです。つまり、他人に対する期待を無くすことで怒りという感情をコントロールできるようになってくるのです。語弊がないよう伝えると、「失敗をして当然、できなくて当然」と思いながら人間関係を築くことです。どうしても、私達は「できて当然、知っていて当然」と思ってしまいます。しかし、私達はできないことや知らないことの方が遥かに多いのです。だから、前提として受け入れる姿勢をもつことが大切なのです。そう考えるだけで、人間関係やストレスはだいぶ軽減されます。

 捉え方は、人それぞれですが視点を変える見方をしていくだけで、1つのことに対する価値観は変わってきます。先入観に縛られることが、私達を苦しめることになります。見方や考え方を柔軟にしていくことで、私達の人生はいくらでも豊かになっていきます。今回の話を参考にし、自分なりの価値観を深めてほしいです。