Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

失敗を前提に動く意識が無い職場が教員の世界

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何事も悪いことを前提にしておくとうまくいく

勘違いと知らないは別物 認識の違いだけである

 毎回思うのですが、我々(教員)の業界は「できて当たり前」や「知っていて当たり前」になっているところがあり恐ろしいです。私は期日までに、ある情報を入力したのですが、それが間違っていました。そうしたら、「知らないことは聞いて」と言われました。知らなかったら自分は聞いていました。知らなかったのではなく、認識が間違っているだけでした。私も経験が浅いこともあり、そういったところでミスは犯します。しかし、ミスをすること=知らないことを聞く、になるのはよくわかりませんでした。

 お互い先入観をもって仕事をしていたから起きたミスではないかと感じました。甘えるようなことを言いますが、上の立場の人が想定し予め一言伝えるなり、前日に入力の誤りがないかチェックをしておけば、誤解なくすんだ話だと感じました。長年勤めていれば感覚的にできるようになるのでしょうが、それでは、お互い成長しないでしょう。

 私達は、教育者です。分からないこと、できないこと、失敗すること、間違えることなどそういった要素を予め想定しておく必要があります。でなければ教育とは言えません。人を責める行為、そう捉えられた時点でその人には何も入らなくなるのですから。お互いの認識が間違っていると、結局何も解決しません。だから先入観も取り除かき、今後そのようにしておくのか話す必要があるのです。

 教員と生徒、お互いに1人の人間です。だから、上も下もないのです。ただ、私達は少し早く生徒より生まれただけなのです。そこに何か特別な人間としての優位性はないのです。あるのは、すべきことは、生徒達を自立させ立派な人間へと成長させ、社会(他者)貢献できるように、気づきを与えるようにしていくだけなのです。私達の仕事は、人間を育てること。そして、その人自身に豊かで幸せで、毎日が修学旅行前日のような気分で過ごせる日々を過ごさせることです。