Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

学級通信 若いうちに失敗をしよう

今回のテーマは、「失敗」です。

 

はじめに

 以前も失敗に関する記事を書きました。日本人の失敗に関する偏見や捉え方を変えていくためにも、そして生徒に勇気を与えていくためにも、失敗の正しい価値を知るべきだと思い今回また、失敗に関する記事を書くことにしました。

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失敗しなかったら人生の99.9%損している

タイトル:失敗こそ人生を幸せにする最高のスパイス

以下内容

 日本は「失敗」に対して良い印象はありません。みなさんもおそらくそうではないでしょうか。失敗=怒られる、みたいな感じに思ってないでしょうか。私はそう思っています。ただ、失敗は好きです。一方で怒られるのが面倒くさいと感じています。それはさておき、なぜ失敗をした方が良いのか、若いうちにたくさんすべきなのか考えていきましょう。

 私は、大学生の頃自分の研究が思うように進まず、いつも失敗し怒られていました。ある日、夜遅くまで残って研究室に残り作業をしていました。その時に、ちょうど先輩も研究室で論文をまとめているところでした。私も弱音が出てしまい、卒業できるのか不安になったりし独り言をこぼしました。そうしたら先輩が

「今失敗しないとダメだよ。立ち直り方も分からなくなるし、誰も何も教えてくれいよ。社会に出てから、失敗する方がよっぽど苦しいよ。」

と一声投げてくれました。本当に励みになりましたし、働いている今だからこの言葉の価値を理解できます。職場で失敗して凹むこともあります。ですが、大学生の時に研究がうまくいかないことで悩み苦労した結果、今は落ち込んでも立ち直りが早くなりましたし、切り替えもある程度自分でできるようになりました。人生が順調に進むときもあれば、そうでない時もあります。だからこそ、うまくいかない時にどう自分と向き合っていくのかを知るためにも、早いうちから失敗が必要となるのです。その時は確かに苦しいですが、後になってあの時失敗して良かった思えるのです。だから、今が順調ではなくても落ち込む必要はありません。むしろ、今の自分は成長するために苦難に立ち向かっているんだと、自分と褒めてください。そして、将来的に自分の苦労を基に、誰かに勇気を与えられる人間へと成長してください。

 上記のことと少し重複しますが、失敗をしないと成長できません。失敗でしか人は本当の学びを得ることはできないのです。今は歴史を学んだり、本やインターネットがありたくさんの失敗談を学ぶことができます。ですが、それはあくまで誰かの失敗であり、自分の失敗ではないのです。自分が苦しい思いや悔しさを感じたり、自分自身で体験することに、乗り越えることに真の価値があるのです。そして、本当の学びと人間としての成長ができるのです。だから、失敗を恐れずに果敢に挑戦し勇気をもって行動してほしいのです。それができれば、誰かに対して思いやりをもって接することができますし、相手の立場になりものごとを考えることできるようになります。これが、ここでいう成長なのです。自分の視点から一方的に考えを押し付けるのは誰でもできます。しかし、相手の立場になって考えることは実際難しいところがあります。だからこそ、それができれば魅力的な人間になれるのです。

 では、最後に本当に失敗をしなければならない理由を説明します。それは、「後悔だけが残り幸せな人生を送ることができない」です。人生を終える時に、よく耳にする言葉があるそうです。それが

「あの時に失敗しても良いから挑戦しておけば良かった。」

というセリフです。

 大抵の人は、失敗の恐怖に目がいってしまいます。そして後になって後悔をします。一方で失敗を重ね乗り越えてきた人達は、幸せで充実した人生で生涯を終え満足した言葉を発するそうです。つまり、多くの失敗が私達の人生を豊かなものにするのです。最後、墓場に持っていけるもは結局、自分の思い出ぐらいなものです。なら、自分が幸せと言える良いたくさんの思い出(財産)をもっていける方が良いと私は考えます。

 

 自己実現が可能な世の中になっているご時世で、失敗を恐る必要があるのでしょうか?成功するのための、自分が幸せになるための失敗をしていけば良いのではないでしょうか。もし、仮に失敗をした時、理不尽に怒る人がいたとしたらそれは、「失敗の真の価値」を知らない教養の無い人です。そんな人からは距離を取ったり、職場であれば辞めることをおすすめします。少なくともこの記事に目を通してくれた方は、リテラシーの高い方です。だから、失敗を恐れず勇気をもって自分のやりたいことに挑戦してほしいです。何より、幸せな人生を思う存分楽しみ、誰にも負けない人生そのものにしてほしいと想っています。

 

 ご精読ありがとうございました。生徒達に勇気を与えられることを切に願っております。