Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

初任者・若手教員必見!〜たった1つの確認だけで説明は良くなる〜

今回のテーマは、「指導力」です。

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分かりやすい説明は質問がしやすくなる

 説明をする際に、一気に説明をしてはいけません。

 

 ある程度の説明をしたら、「ここまで質問がある人はいますか」と生徒に聞かなければなりません。

 

 例えばですが、10個のことを説明をするとします。

 

 それを一気に10個説明してしまうと、生徒は理解できません。

 

 まあ、例外としてもう知識ややり方が身についていれば別なのですが、今回はそうではない場合の話になります。

 

 前提としてあまり知識がない状態や初めての場合に関する場面を想定をしています。

 

 やり方は至ってシンプルです。

 

 区切りをつけて説明をして、その都度質問をする、これだけです。

 

 今回の場合であれば、まず1〜3までを説明し、3の説明が終わったところで、一旦質問すればいいのです。

 

 たったこれだけです。

 

 その後は、4〜6の説明とその後の質問、7〜10を説明してその後の質問、これで終了です。

 

 

 今回は大雑把にやっていますが、説明する内容の濃さで、区切るポイントを変えても問題ありません。

 

 私の目処は、説明の内容も考慮していますが、一番ポイントにしているのは「時間」です。

 

 私のルールの中に、「30秒で説明する」があります。

 

 人は30秒ぐらいしか話を聞けないので、そのタイミングぐらいで区切っています。

 

 だから、一旦質問をはさみ次の説明に移るようにしています。

 

 ただ、全てこれができるわけではないです。

 

 1分以上説明する場合もあります。

 

 ですので、できる場合は以上のことをやるようにして、それができない場合は無理にする必要はありません。

 

 私としては、生徒は話を聞いていない、理解していない、この2つを前提に説明することが大切だど思っています。

 

 そうすることで、簡単な説明ができるようになったり、短い時間で説明ができるようになります。

 

 さらに、説明を理解してほしいのであれば、結論を最後言ってあげると良いです。

 

 「ポイントは、○○だよ。」とか、「つまり、3つのことをやります。1つ目は、○○。次に□□。最後に△△。以上です。」みたいな感じです。

 

 

 とにかく無駄を省くことを意識して、説明を考えてください。

 

 簡単な説明であれば、生徒も質問がしやすくなります。

 

 難しいことを言われると、何を質問していいかわからなくなります。

 

 ただ質問をすればいいのではなく、質問をしやすくする環境を整えることが大切なのです。

初任者・若手教員が生徒に話す時に注意すること〜一人称は結構大切〜

今回のテーマは、「指導力」です。

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一人称先生はNG 一人称は「私」を使う

 教員の多くは、一人称を「先生」と使います。

 

 私はこれをあまり好みません。

 

 なぜなら、教員(先生)という言葉を使うことで、こちらが上の立場にいる、生徒は下の立場にいるという感じに思えてしまうからです。

 

 つまり、立場の上と下を明確にすることで、優位性をつけてしまうことがあまり好きではないのです。

 

 人間は、上下関係で接し方を判断します。

 

 つまり、上下関係をはっきりさせることは、生徒が考える習慣を奪うことにつなげてしますのです。

 

 だから、先生から言われたことに従っていればいい、という風になってしまうのです。

 

 それが自分で考える習慣を無くすことにつながるなるのです。

 

 私たちは確かに集団行動の大切や規範意識を教えなければならないのですが、生徒を服従させたいわけではないのです。

 

 自分達で考えて行動をできるようにさせることが私達の役割なのです。

 

 だから、単純な上下関係だけで生徒指導をしてはいけないのです。

 

 これからは、一人称を「私」にして生徒と接してください。

 

 これを行うだけでも生徒は自分の考えを聞いてくれると思います。

 

 生徒の心を成長させられる教員になってほしいです。

初任者・若手教員必見!〜話す際に言ってはいけないNGワード〜

今回のテーマは、「指導力向上」です。

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「えー」や「あー」はただの雑音 話や説明にいらない情報

 生徒の前で話す時などに使ってはいけないワードがあります。

 

 それが、「えー」や「あー」です。

 

 この言葉を使わないように注意してください。

 

 これを使ってしまうと、雑音が増えて話の内容が頭に入らなくなります。

 

 使わなくするためには、とにかく1つひとつの説明を短く区切ってください。

 

 それだけで、「えー」や「あー」は使わなくなります。

 

 結構これができない人が多くいるように感じます。

 

 正直、説明が下手な人ほどこれをやっています。

 

 人に正しい情報を伝えやすくすることがまず、授業力を向上させる近道になりますので、使わないように意識的に話や説明をしてください。

 

 これができないと、生徒は話を聞かなくなり、「えー」や「あー」の回数を数得るようになります。

 

 私自身、「えー」や「あー」を使う人の話は耳に入りません。

 

 話や説明というよりも「雑音」として認識してしまうので、内容が理解できなくなります。

 

 というか、「えー」や「あー」の部分しか記憶に残っていません。

 

 それ以外のことは全く覚えていません。

 

 だから、「えー」や「あー」という無駄な情報を、話や説明の際に無くすよう努めてください。

 

 それだけで、生徒はこちらの話を聞くようになります。

 

 難しいことではないので、短い話や説明を心がけ改善していくようにしてください。

初任者・若手教員必見!〜授業準備で大切なこと〜

今回のテーマは、「授業準備」です。

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実際に模擬授業をして本当の準備が完了する

 授業準備は資料を用意して、終わりではありません。

 

 実際に、生徒がいなくても模擬授業をします。

 

 言いたいことはわかります。

 

 50分間まるまるするのは難しいです。

 

 一方で、導入の場面であったり、授業のキーポイントなるところ、つまりは部分的に絞って行うことはできるはずです。

 

 だから、まるまる模擬授業をしなくても5分や10分程度ならできますので、やってみると良いです。

 

 また、導入でなくても、指示の出し方や説明の仕方を練習するだけでも違います。

 

 そういった小さな積み重ねが、1年後、2年後に大きな成長として返ってきます。

 

 数分という時間をバカにせず、行ってみると良いです。

 

 1日の労働時間のどこかしらには、その時間が必ずあります。

 

 これを自分で作り出すことができなければ、指導力が向上することはありません。

 

 逆に言えば、これができるだけで指導力は上がっていくのです。

 

 

 もし、自分で作り出すことができなければ、指導担当の先生と約束をしてください。

 

 そうすれば、無理くり時間を作ることができます。

 

 ただし、約束をしたからには守る必要があります。

 

 その教科担当の先生の時間を奪うことになりますので、破ることがないようにします。

 

 急な生徒指導などやむを得ない事情はしょうがないですが。

 

 なお、時間をとっていただけない場合は、自分の考えを聞いてもらいアドバイスを求めてください。

 

 例えば、どう説明するのか、授業の流れなどを、相談して授業構成を変えるだけでも少し違います。

 

 また、一律して同じやり方をしなくても、改善を図っていく上でその都度やり方を変えていいわけですから、いろんな人のアドバイスをもとに授業を行ってください。

 

 

 

 

 私達にとって大切なことは、「数分でもいいからやる」です。

 

 多忙ではありますが、ほんの些細な時間に行うことができます。

 

 ぜひ自分で試してみてください。

 

 

初任者・若手教員の人‥机の上に教科書類を置いてませんか?〜それ不要です〜

今回のテーマは、「整理整頓」です。

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机上に何も置かず過ごすことで見える世界がある



 初任者の方、若手の方、机の上に本棚を置いたり、ペン立てを置いたりしていませんか?

 

 まずは、何も置かずに1学期を過ごしてください。

 

 割とどにかなるものです。

 

 机の上に何かものがあるかどうかで、仕事の効率も左右されますので、何も置かずにいた方が良いです。

 

 置くにしても、ルールを決めたり、必要最低限のものを置くようにしてください。

 

 私は、パソコン、ゼブラのペンスタンド、付箋しか置いてません。

 

 それ以外は机の上に何もありません。

 

 7年ぐらい働いて、必要だと感じたのがこの3つなので、これらは机の上に置いて良いと決めました。

 

 それ以外は不要で、場所を取るだけなので置かないことにしました。

 

 ですが、これは私が追求した結果のことでしかありません。

 

 実際には、自分で試した方が良いです。

 

 場合によっては、全て不要となる方もおられるはずですから。

 

 結局は、机上に何を置くか、それがどれくらい生産性を上げてくれるか、これを見極める必要があるのです。

 

 だから、机上に何も置かず1学期を過ごし、2学期に検証してほしいのです。

 

 机上にものがあった方が良いのか、どうなのかを。

 

 正直私は、机の中で管理した方が楽だと言うことに気がつきました。

 

 机上よりも引き出しを有効活用した方が、仕事は楽になります。

 

 皆さんも試してみてください。

初任者・若手教員必見〜クレーム対応の極意〜

今回のテーマは、「クレーム」です。

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満たされていない心 自信のなさ これらがクレームの正体

 教員のストレスの原因に「クレーム」があります。

 

 まず、こちらですが、あまり気にしなくて問題ないです。

 

 気にするべき点は、「自分が反省するべきポイントを見極めること」です。

 

 そして、次に同じ失敗を繰り返さないようにするだけです。

 

 それ以上のことはできません。

 

 つまり、ネチネチクレームをつけてくる保護者の言葉をあまり気にする必要はないということです。

 

 ここでのポイントは、まず「自分の反省点を次回につなげること」です。

 

 そして、もう一つポイントがあります。

 

 それが、「クレームをつけてける人は心が満たされていない人である」です。

 

 よくよく考えていただきたいのですが、自分自身が満たされていたとして、誰かにケチをつけたり、クレームをつけて突っ掛かるでしょうか。

 

 そうはならないはずです。

 

 つまり、クレームをつけてきた時点で、「この人は心が満たされていないんだな」と思ってあとは話を聞けば良いのです。

 

 または、「自信がないからクレームをつけてくる」と思えば良いのです。

 

 自信も心が満たされているからこそ、身につくものです。

 

 結局のところ、自信がないから誰かのせいにして自分を正当化しようとするのです。

 

 

 つまるところ、クレームの正体とは、「満たされていない心」や「自信のなさ」によるものなのです。

 

 そんなものに、悩む必要はありません。

 

 自分で反省すべき点を改善し、次に生かしていくだけ良いのです。

 

 だから、初任者の方や若手の方は保護者のクレームに悩む必要はありません。

 

 むしろ、そんな人達を受け入れる器を身につけてほしいのです。

 

 悩むのではなく、クレームをいってくる人達の支えになっていると、自分自身を肯定し対応にあたってほしいです。

 

 「この人に自分は必要とされている。」

 

 「なぜなら、自分に感情をぶつけてくれているから。」

 

 「だから、この人の話をとにかく聴いてあげよう。」

 

 と思いながら、深く考えずに対応をして受け流してください。

 

 これも教員の指導力として必要な大切な要素の1つですから。

 

 もし、辛くなったらそんな場所から逃げ出しても大丈夫です。(退職的な意味で)

 

 支えになってくれる上司や先輩教員がいることが一番望ましいのですが‥

 

 とにかく無理をなさらず、自分が健全に仕事を続けらるかどうか、そこの判断を間違えないでください。

初任者教員と若手教員が心がける授業中の配慮〜確認・質問を細かく行う〜

今回のテーマは、「授業力向上」です。

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細かく区切りながら説明・質問する これだけで授業力は爆上がり

 

 初任者や若手の方が特に授業で、心がけることは、「細かく確認を行うこと」です。

 

 要は、授業をただ説明して進めるのではなく、途中途中で理解しているかどうかを確認しながら行うことが重要なのです。

 

 これの一番のポイントは、生徒達に「自分たちは配慮されている」と感じてもらうことにあります。

 

 生徒達に安心感を与えることが目的になります。

 

 具体的に、細かく確認するとは以下のようなことです。

 

 例えば、授業で1〜20までのことを説明しなければいけないとします。

 

 これを一気に1〜20のことを説明してから、「何かわからないことはありますか」と質問するのではありません。

 

 1〜5までを説明します。

 

 この時に、「ここまでで質問はありますか」と一旦確認を取るのです。

 

 次に、6〜10を説明し、その後また確認を取ります。

 

 と言う風に細かく区切りながら確認をとっていきます。

 

 これを行うだけでも生徒は安心して、説明を聞くことができます。

 

 例えば、3の説明のところで分からないことがあると、その後の説明は一切頭に入らなくなります。

 

 ですが、細かく区切り確認することで、途中のわからないところを質問することで、理解しながら進むことができます。

 

 それを繰り返していけば、その後の説明も理解しがら進むことができます。

 

 これを日頃の授業で行っていけば、生徒も安心しながら説明を聞くことができます。

 

 それでも理解できない子はまた別の支援が必要となりますので、気にしないでください。

 

 まずは、細かく区切りながら説明をする。

 

 そして、細かく確認しがら、次の説明に入る。

 

 この2つを行ってください。

 

 これを行うだけで、生徒も授業に取り組みやすくなります。

 

 なお、やり方については、自分の授業を通して試行錯誤する必要があります。

 

 また、学年によっても細かさを分ける必要があったりするので、どこまでが許容できるのか、授業で見極めていくようにしてください。

 

 こればかりは、生徒の実態やクラスの特徴に左右されるところもありますので、数をこなすしかありません。

 

 ですが、基本スタンスを心得ているかで、授業改善につなげることができますので、根気よく行ってください。