Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

学級通信 劣等感は最高の友達!?

今回のテーマは、「劣等感」です。

 

はじめに

 みなさんは、劣等感と聞いてどのように思うでしょうか?自己肯定感が無いや自分に自信が無いなどマイナスに感じますか?私は昔、そういう風に思っていました。しかし、それについて調べていくにつれ、実は悪い事ではないということに気がつきました。むしろ、向き合い方が大切であることが分かりました。

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劣等感こそ最高の友達!

タイトル:劣等感こそが自分を成長させる促進剤!

以下内容

 みなさんは「劣等感」という言葉(意味)を知っていますか?簡単に言うと、「周りよりも何かで自分は劣っている」と感じてしまうことです。意味的にはあまり良い印象は受けませんよね。私もこの言葉は、悪い意味でずっと捉えてきました。しかし、ある日これが武器になることを知り、考え方が180度変わりました。

 結論を言うと、劣等感を感じれることは非常に良いことです。なぜならば自分自身を客観的に見ることができていたり、今の自分に満足せずもっと上を目指そうという気持ちがあるからです。えっ?と思った方もおられるでしょう。実は、自分と相手を比べる時に主観的に見ていたら、自分の方が優れていると思い込んでしまうのが人間です。また、能力の高い人間ほど自分への評価が低いことが分かっており、そうでない人は自分の評価を高くする傾向にあるのです。これは、今の自分に満足せず、まだ自分には改善の余地があると思い、自分で自分の能力を高めるようにするのです。つまり、劣等感というのは自分自身の可能性を高めてくれる栄養剤なのです。ただ、この劣等感の使い方を間違えると毒になる(自信を無くす)恐れがあるので十分に注意をしてください。

 あくまで、比べる相手は「自分自身」です。これを誰かと比べてしまうと毒となり、自分の心が蝕まれていくことになりますので注意をしてください。そして、自分自身と比べる時は、「昨日の自分と今日の自分」を比べて自分自身が成長したかどうかをしっかり把握しましょう。つまりは、劣等感と言っても比較対象は自分以外の誰かではないということです。そして矛盾にもなりますが、自分自身と比べるというよりも、「自分自身の心と闘う(向き合う)」というニュアンスの方が正しいでしょう。向ける視線は全て自分に返ってくるようにしましょう。

 では、なぜ自分自身と向き合う必要があるのか例を挙げ説明します。みなさんは、エジソンをご存知ですね。あの電気を発明した有名人物ですね。エジソンは、電気の発明で有名ですがもう一つあるものを発明したのです。それは、蓄音器(今は録音機)です。なぜ、エジソンはそのようなものを作ったのでしょうか?それは彼が、難聴だったからで、耳が悪いことに劣等感を抱いてたからです。それを克服するために蓄音器を発明したのです。そう、彼は自分と向き合って、どうやったら、その弱点を克服できるのかを考えていたのです。もし、これを親のせいにしたり環境のせいにし、自分の劣等感から逃げようとしたら、彼は自分の劣等感を克服できたでしょうか?彼は、どうやったら自分の耳がよくなるのか、それをひたすら考え自分と向き合ってきたのです。そして、蓄音器を発明し見事に劣等感を克服したのです。

 劣等感を抱くのは、自分に自信がないからではありません。ましてや周りと比べ何かしらのことで劣っているからでもありません。劣等感は、自分に足りないものを気がつかせてくれる「チャンス」なのです。このチャンスを掴むには、自分をいかに成長させるかが大きな鍵となります。その時は、自分の心と向き合って自分の心にまず従ってみましょう。そうするとまた、違和感を感じて立ち止まるはずです。そうしたら、また自分自身の心と向き合えば良いのです。これを繰り返しているうちにいつの間にか、問題は解決していますから。

 最後にお伝えしておくことは、人生は『常に自分自身の弱い心との闘い』ということを言っておきます。常に自分と闘っていれば、劣等感は抱かず、自分に自信をもって生きていくことができます。そして、周りの人に必要とされたり、勇気を与えられる人生を謳歌してください。