Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

学級通信 友達100人と仲間1人

今回のテーマは、「仲間」についてです。

 

はじめに

 みなさんは、友達はいますか?加えて仲間もいますか?残念ながら私は、友達も仲間もいないです。しかし、皮肉なことに両者の違いは分かります。私は、生徒に「仲間」をたくさんつくってほしいと願っています。

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100人の友達より1人の仲間をつくろう

タイトル:かけがえなのない仲間

以下内容

 学校生活にも慣れ、友達もできてきたと思います。友達と過ごす学校生活は楽しいでしょうか?私はもう一つ、「仲間」という存在をつくり、人生を楽しんでほしいと想っています。

 みなさんは「友達」と「仲間」の違いは分かりますか?簡単に言ってしまうと以下の通りです。

友達:自分の意見はあまり主張できず、周りを見ながら合わせる。

仲間:自分の本心を伝えることができ、かつ相手の考えも受け入れ尊重し関係を築ける仲と言える。

 上記の考えを安直にまとめると、「友達はつくりやすい」、「仲間はつくりにくい」というニュアンスになります。しかし、友達が多いことや仲間がいないことを悪いとは言いません。みなさん自身が、友達の関係や仲間の関係とどのように向き合っていくかが重要になります。今回は、学校ではあまり「仲間」について触れないので、その話をしていきます。

 では、どのような関係が「仲間」なのでしょうか?例えば、ある1つの目標に向かって、みなが一緒に努力しているとします。その関係が、仲間と言えるのです。当然、そこに良好な関係が必ずしもあるわけではないです。仲間というのは、自分と相手の本心に心から向き合える関係です。時に仲違いもあり辛い経験もします。しかし、最終的にはそれらをお互いが支え合いながら乗り越えらる関係でもあるのです。

 私は、仲間という存在を大切にしてほしいと想っています。仕事にしろ、プライベートにしろ、自分1人では辛く困難を乗り越えられないことも人生にはあります。その時に自分を支えてくるのが、仲間という存在です。本気でぶつかり合えるからこそ、その関係において本当に辛い経験もしますが、それが自分を成長させ困難を乗り越えさせてくれるのです。人というのは、人生において仲間がそう多くできるはずがないのです。だからこそ、それが価値のある関係となり、自分の人生を幸福へと導いてくれるのです。

 友達との関係の築き方や、仲間のつくり方、それらとどう向き合うことで、自分の人生を幸せにできるか考えてほしいです。学校生活は、貴重です。同い年の人と近い距離で人間関係を築けるのは学校が最適です。働くようになれば、年代の違う人達と過ごすようになります。生きてきた年数も違えば、働いてきた年数が違い、仲間を作るのは難しくなってくるでしょう。だから、学校生活を通して仲間のつくり方を学んでほしいと想っています。