Taros’s diary

学級通信のねたの参考にしてもらえば思います。

学級通信 勉強から本当に学ぶべきこと

今回のテーマは、「勉強から本当に学ぶべきこと」について話ます。

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自分が知らないことを知る

タイトル:無知の知を知る

以下内容

 例えば、自分自身が勉強をし知識が増え、テストで好成績を取ったします。または、周囲の年代や目上の方に比べ、多くの知識をもち合わせているとします。どのような気持ちになるでしょうか?少なくとも悪い気はしませんよね。知識というのは、多いにこしたことはありません。では、なぜ多くの知識を取り入れて行く必要があるのでしょうか?みなさんは考えたことはありますか。

 今回は、勉強で本来身につけなければならない先の話をします。私がこのことに気がつけたのは高校3年生の時でした。そこから、勉強に対する価値観が180度変わることになりました。

 当時(高校3年生)の私は、大学に行くために必死に勉強をしていました。とにかく、分からないところ理解できるように学校に行っては先生に教えてもらい、放課後もギリギリまで残り勉強をしていました。日に日に、理解できるようになり勉強も楽しくなっていきました。しかし、ある日のことです。それまで、勉強していたところが、また分からなくなってしまいました。公式に当てはめたりとか、なぜそのようにして解く必要があるのか、考えなくて良いところまで考えてしまったのです。問題を解くにあたって、勉強するにあたって、深堀してしまったのです。その時に、私の勉強に付き添ってくれていた先生がこう言ってくれました。

 「今、あなたは無知の知を理解することができた。勉強をすることは知識を増やす一方で、自分が何も知らないこと知る。これが本来の勉強なんだ。」と教えてくれました。

 その時、ハッとしました。確かに勉強ができるようになっていく自分に酔っている部分があったからです。しかし、よく考えてみると私達が学んでいることは、先人の優秀な方々が解き明かしてくれたものです。正直、できるようになって当たり前のところがあるんですね‥

 これもよくよく考えれば分かることですが、みなさんは「知っていること」と「知らないこと」どちらが多いでしょうか?私は断然、「知らないこと」の方が多いです。結局私達は、ほんの一部分の知識しかもち合わせていないのです。つまり、勉強で新しい知識を取り入れていくことは、「自分は知らないことを知った」ということを学んでいくことになるんですね。

 私はみなさん自身の進路実現に向けて勉強に励んでもらいたいと想っています。一方で、視野を広くし世の中にはまだまだ自分の知らないことがたくさんあると認識し、日々の勉強を大切にしてほしいと想っています。